世相ブログ
【ご注意】
あらたに出現いたしました、こちらの『世相ブログ』。
・・・別コーナーの【比較的真面目なブログ】?
『元キーエンス社員の回想/経営コンサルタントとしての活動』とは、
趣旨も内容も異なります。
私は、プロ野球を観戦していると、プロの経験が無いのに、
つい監督気分になって、『ピッチャー交代』・『代打』・『ここは送りバント』と、言いたい放題となります。
今回の『世相ブログ』は、それと同じです。
国内・外の世相について、学者でも専門家でもない私の戯言(たわごと)だと
サラリと読み流してください(特に、経緯や歴史的事実が正確でない場合もあります、ご注意ください)。
電車内のこと:[2]席を譲ると・・・:令和元年(2019年)8月14日記述
先の記事で、電車内では『席を譲りましょう』と綴りました。
私は、席を譲っても見返り(御礼の言葉など)は、
求めていません。
無言の反応でも、腹立つこともありません。
今回は、印象に残った2つのシーンを、
ご紹介いたします。
その1
厳しい?ご両親
かなり遠慮されているご両親に
『揺れたり、急停止もあるので』と
小さいお子さんに、席を譲った時のこと。
即座に、ご両親が丁寧に『ありがとうございます』。
ところが、それだけで済まないのです。
ご両親は『○●ちゃん、ありがとうは?』。
続けて『きちんと、お顔を見て』と督促。
(“相手の顔を見て”は、子供さんには厳しいハードルかと思います。
知らない人の顔を見るのは、恥ずかしかったり、怖かったりと
思います)。
子供さんは、なんとか私の顔を見て
『ありがと』と。
ご両親が『声が小さい』(やり直し!)と言いそうな雰囲気だったので
私が即『どういたしまして。ありがとう言えるのね、エライね』と。
続いて、ご両親にも『ありがとう言えるんですね、すごいですね』。
このパターンは、私の小さい頃、電車内で
よくあった光景です。
大人の方が『ボク(あるいはお嬢ちゃん)、すわりなさい』と席を譲ります。
親御さんが遠慮されるのですが、
『子供さんは、立ってるの大変ですよ』と。
席を譲られた子供も、親御さんの指示で『ありがとう』と御礼を言う・・・
社会で人の優しさを体感して、
感謝を伝える絶好の機会でもあります。
少なくなってきたとはいえ、
いまも同じ光景が見られます。
体験した子供さん。
きっと成長したら、席を譲る側になるでしょう。
その2
イカツイ男性?
駅に着いて
(電池切れの)子供さんを抱えたお母さんが乗車。
すぐに席を譲りました。
『すいません、ありがとうございます』と。
立って、つり革を握った瞬間のこと。
ガングロで丸坊主、黒のサングラスをかけた男性が、
すり寄ってきます。
(『何?怖っ!』やや危険を感じます)。
そして、サングラスを外して、
深々と頭を下げながら、大きな声で『ありがとうございます!』
(・・・おとうさんだったんだ:判明)。
『女の子?』に
『そうです』と、大きくうなずかれます。
『かわいくて、メロメロでしょ』と尋ねると、
『はい。こいつ生まれてから、
一生懸命やろうと決めました』と。
人を外見で判断してはいけないと思いつつ
一見イカツイ風貌から、
これまでは、やんちゃな人生を
送られていたのかもしれません。
主要駅について、降りられる際、
ご両親ともに『お世話になりました』。
後ろから、『おとうさん、頑張って』とささやくと、
力強く『はい、がんばります。失礼いたします』と。
なんだか、心強い後輩を持った気分になりました。
電車内のこと:[1]席を譲りましょう:令和元年(2019年)8月13日記述
今回強く主張します。
電車では、お年寄りやお身体が不自由な方、ケガをされている方に加えて、
小さい子供を抱かれている方には、
【絶対に】席を譲りましょう。
子供さん(幼児)が、疲れておやすみ状態(いわゆる”電池切れ”:笑)で
両手で抱かれている親御さん。
私は、必ず座席を譲ることにしています。
【抱っこ】は、結構大変です。
イメージでいうと、販売されているお米(5kgや10Kg)を
ずっと、持っているようなものですから。
さらに(特に都心のJR東日本の在来線では)、
【絶対に】席を譲る必要性を
最近感じています。
そう緊急停止です。
緊急時に停止するのは当然ですが。
最近の車両の急ブレーキは強力で、大人でも
つり革を握っていないと転倒してしまう恐れがあります。
緊急停止の際は、
お子さんを【両手で抱っこ】されている方も、転倒の危険があります。
先日、眠る子供さんを
両手で抱っこされていた若いお父さん。
遠慮されていたのですが
(たぶん、体力的に自信が、おありだったのでしょう)
『急停止したら危ないので』と説得。
何と、お座りになってほどなく緊急停止。
間一髪セーフでした。
緊急停止頻発のJR東日本に
ひとこと苦言を申し上げます
【前方の線路に人が立ち入った・・・】
これはもちろん、緊急停止が必要です。
ところが、緊急通報無線があったのが、
全く違う路線・・・(しかも相当離れている地点が多々)
地震ならともかく、まず危険があるとは考えられない状況で、
乗客の転倒リスクを抱えてまで、
いまの電車を急ブレーキで止める必要があるの???
ゆるやかな減速・徐行運転ならダメなのか?
はっきり言います
【考えて行動してるの?】
親日国:[1]もっと関心をもちたい隣国:令和元年(2019年)8月11日記述
東日本大震災に海外から寄せられた
義援金。
金額にして圧倒的首位、米国と同じく200億円以上も
支援してくださったアジアの国があります。
日本の最西端、与那国島から、ほど近い隣国。
台湾です。
日本人が知らない日本人の功績
最近、都内でコンビニ・スーパーのレジで勤務される
外国の方を、多くみかけます。
所作がとても丁寧で、日本語が堪能な方には
興味を持ちます。
何度か、接客頂いて顔見知りになった方に、
うしろにレジ待ちの方がいないのを確認(閑散時)に、
声がけをする時があります。
(業務の邪魔で恐縮します)
『(ネームプレート見て)○●さん、どちらの国から・・・?』
『わたしは、台湾から参りました』。
・・・来ましたでなく
「参りました」です。
即興で伺います
『台湾でダムを作った、日本人を知っていますか?』に即座に、
『はった先生のことですか?台湾では、ずっと感謝されています』と。
はった先生とは、日本人技師【八田與一(はったよいち)】
ダムは【烏山頭(うさんとう)ダム】のことです。
一度、調べてみてください。
学生時代、教科書に登場した記憶が無いのですが・・・
このダムは、日本が台湾を統治していた1930年に完成。
現在も、八田與一の命日には、
いまも感謝とその業績を讃え、
毎年慰霊祭が行われているそうです。
簡単な歴史年表
台湾は、
日清戦争の結果、下関条約により
清(中国最後の王朝)から日本へ割譲されました。
その1895年から1945年まで日本の統治下にありました。
(ちなみに太平洋戦争は1941年~1945年)
※烏山頭(うさんとう)ダムは、太平洋戦争前に完成していたわけです。
1945年ポツダム宣言によって、台湾は中華民国に返還。
※ちなみに、中国本土で現在の中華人民共和国が
成立(建国)したのは、太平洋戦争終結4年後の1949年です。
【夜来香】
台湾といえば、今は亡き歌手のテレサ・テンさん。
カバーされた【夜来香】は、
私の大好きな曲のひとつです。
TAIWAN is most friendly nation of japan!
Unfortunately, I have never been to TAIWAN.
兄弟と性格[1]『末っ子』(下の子)編:令和元年(2019年)8月8日記述
【タクシーの運転手さん】の方々と会話するうちに
兄弟構成と性格について、大変興味を持つようになりました。
ご経験されている方も多いと思いますが、
運転手さんの中には、にぎやかなほどに
話しかけてくる方がいらっしゃいます。
こちらが、ポツリとつぶやいた言葉に反応して、
同意と深堀りしての独自進行。
車内のラジオを聞かれていることからでしょう、
話題も豊富で、政治、経済、芸能、天気なんでもあり。
まるで、独演会のようで楽しい時を過ごせます。
爆笑しながらも、
実は、この賑やかな運転手さんの共通点を、知りたくなりました。
ある時、サービス精神旺盛の観点から、
もしかして『末っ子』かな?と思い始めました。
そこで演芸聴講(笑)の度に、
『運転手さん、しっかりされてますけど長男ですか?』と
毎回尋ねるようにしました。
回答は予想通りのNO。みなさん『末っ子(下の子)です』。
時々、『まさか?僕が長男なら、実家はつぶれてます』と笑いで返えされる
シーンも多々あり。
そして、兄弟が多いほど(3名以上)、
サービス精神のテンションが高いと、判明したのです。
(もちろん、『末っ子』全員が賑やかとは、まだ解ってはいません。
無口な運転手さんの、調査をしておりませんので・・・)。
『末っ子』のサービス精神、小さい時に確立・・・
実例その1
昨年の夏休み。
3人のお孫さんを連れたおじいちゃんとおばあちゃんを
電車内で見かけました。
座席にすわった状態で、
おじいちゃんが『そろそろ、昼ごはんの時間だ』
おばあちゃんが『何食べたい?』
お孫さんひとりひとりに尋ねます。
長男『ぼく、ハンバーグが食べたい』
長女『わたし、エビフライ』
ラストは、おばあちゃんの膝の上の女の子(末っ子)
食べたいものは、既に上の2人がリクエスト済のようです。
(何を話すのかな???)
しばらく考えて、振り絞るような声で
『わたしは、おじいちゃんとおばあちゃんと、一緒がいい』。
それを聞いた、おじいちゃんとおばあちゃんは、
ただただ、末っ子にメロメロ。
小さいながら『ひねり』がすごいですね、
実例その2
今年の春のことです。
ドラックストアで買い物をしようとした際、
入り口に買い物カゴが、高く山積み。
買い物カゴを見上げる(手が届かない)、幼稚園くらいの女の子がいました。
『カゴ要るの?』に、うなづいたので
とってあげたら『ありがと』と頭をペコリ。
カゴを持って店の中へ。
私は、目当てのコーナーに。
そこに、小学校高学年くらいの女の子が
両親に手招きして『パパ!パパ!ここ安いよ』。
パパさんが『おっ!本当だ。まとめて買おう』。
続いてママさんが『(買い物)カゴもってこなきゃ』。
その瞬間です。
さっき入口にいた女の子。
買い物カゴを持ってフイと現れ
『カゴはいかがですか?』。
ママさんが『まあ!○●ちゃん、お店の人になったの?』
パパさんは『ありがとう、よく気がついたね』
この時を狙って、ずっと隠れていたようです。
抜群の演技力ですね。
【よく気がつく】のが『末っ子』(下の子)の特徴。
ほめられることで、さらに磨きをかけます。
大人の世界
『末っ子』ダンナの操縦法(笑)一例
まず、
ドレッシングは、駅近くのスーパーで買う。
夫(ダンナ)が、帰り際に買うのが効率的だとしましょう。
朝。ドレッシングの残りがわずか。
奥様が、小声で『あと2、3日大丈夫かな・・・』
ダンナが『末っ子』(下の子)の場合、
このつぶやきだけで十分なのです。
『帰りに買ってきて』を、
言わなくても(いわゆる指示は不要)、忘れずに買ってきます(笑:本当)
よく気づいたとばかりに、感謝すればオッケーなのです。
なお、当日買ってこなくても、追加のつぶやきは不要です。
実は、ダンナは翌日の特売を待っているからです。
安く買ったことを、ほめると円満です(本当)
サービス精神旺盛の『末っ子』(下の子)は、
お困りごとをキャッチするアンテナの感度も
高いのです。
以上のことから、『末っ子』は、営業向きかもしれません。
まだまだ、兄弟と性格の話題がありますが、
本日は、ここまでです。
国際[4]対韓国レアガス輸出規制へ 数年前に先読みされていた方:令和元年(2019年)7月2日記述
ついに日本政府は、対韓国のレアガス等のいわゆる輸出規制(優遇措置撤廃)。
強硬派の方にとっては、まさに『(関西弁で)エエとこ突くわ~』でしょうか。
いろいろな対抗措置が検討されたようですが、
数年前に、レアガスが切り札だと発言されていた方がいました
(凄い先読み)。
三橋貴明氏(中小企業診断士)です
当時も、両国間にあれこれ火種がありました。
三橋氏日はく、
レアガスの輸出を止めれば、
韓国の経済は大打撃だと。
(資源のレアメタルは知っていましたが。
レアガスという用語は初耳でした)。
半導体や液晶テレビ生産に必須なもので、
韓国では生産できず、日本からの輸入に依存していると。
韓国で当該電機関連のラインが停止となると、日本で生産再開(製造業が復活すると)。
なお、自由貿易の観点では、WTO違反にはならない。
理由は、両国間に安保問題(竹島の領有権)があるからという
首尾一貫したご主張に、当時感服した次第です
(おんなじ中小企業診断士でも、全然違うわ~:笑)。
かつて、中国がレアメタルを輸出規制して、政治的な切り札にしようとしましたが、
何と日本は、早期に中国以外の調達先を開拓、
さらに、国内でリサイクル回収するなどで乗り切りました。
韓国に、同様のことができるか否かも、注視したいところですね。
目からウロコ[1]おふたりの【タケダ氏】:令和元年(2019年)5月12日記述
日頃、新聞等の報道で見聞しないことで、「なるほど」という内容を、
お話しをされる方がおられます。
ユーチューブ動画等でおなじみ、おふたりの【タケダ氏】もピッタリです。
長幼の順で、ご紹介いたします。
武田 邦彦 (たけだ くにひこ)先生
地球温暖化とツバル
南太平洋にある島国、ツバル。
満潮の際に海面が上昇して住むのも大変・・・
地球温暖化の影響で、海面水位が上昇したと報道されていました。
ところが、武田先生は、国連の関連機関?の報告書を引用されて、
海面の水位が上昇したのでなく、ツバルの地盤がサンゴ礁であり
地盤沈下したと説明されました。
(なるほど!)
ダイオキシンは、毒物だが猛毒ではない
ダイオキシンがでる理由からか、
野焼きが禁止されているところが多いですね。
ダイオキシンは、かつて1970年代までの
ベトナム戦争で使われた『枯葉剤』に
含まれているとされた毒物。
当時は、動物実験(マウス)で、猛毒と判定されたらしいです。
但し、動物に対しては、猛毒であっても
すべての毒が、人間に対して等しい毒性があるとは断定できないとか。
そこで、人間に対して長期的にどんな影響があるか
20年程度継続的に研究された、学者の論文が出されていると。
内容は『ダイオキシンは、確かに毒ではあるが、猛毒ではない』。
その毒性は、短時間で大量に人体に入った場合
『顔にニキビのような、吹き出物がでる程度』とか。
そういえば、2004年のウクライナの大統領選。
候補者のヴィクトル・ユシチェンコが、ダイオキシン中毒となったという報道が
ありました。確かに、顔にたくさんの吹き出ものが出ていました。
武田先生の、更なるひとことで納得しました。
『もし、ダイオキシンが猛毒であるなら、
炭火焼が自慢の焼き鳥さん。大将が
日本全国でバタバタ倒れているはずだ』と。
(なるほど!)
もうおひとりのタケダ氏
竹田 恒泰(たけだ つねやす)氏
明治天皇の玄孫。嫌韓の保守論者の方。
・・・最近の韓国の政治・司法等の体制に、腹を立てておられるようですが、
レイシスト(人種差別主義者)ではないようです。
日本に住む外国人は、どこの国の人であっても
法律を守って納税しているなら、等しく『(日本国の)宝』だと。
また、保守論者なのに、意外なことに原発(原子力発電所)反対・不要論者でも
あられます。
GTCC導入で原発は不要
原発の代替を、風力などの自然エネルギーでは、賄いきれない。
電力不足の問題は、いまある火力発電所の設備をGTCCに更新すれば解決すると。
・・・GTCCとは、GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント)。
GTCCを調べてみました→【三菱日立パワーシステムズ社のプラントでは、
発電効率は世界最高水準の63%以上、従来に比べてCO2排出量も
およそ50%削減できる(以上、三菱日立パワーシステムズ社ウェブサイトより引用・抜粋)】
竹田氏の試算によれば、全国の火力発電所をGTCCに更新すると、原発は不要。
現在の天然ガスの使用量を増やすことなく、発電量を増やすことができる。
さらに、節電が進めば、天然ガスの使用量も減る(輸入量も減るので、貿易赤字も縮小と、まさに良いとこ尽くめ)。
東日本大震災等の天災で、電力供給ストップはありました。
ところが、昨年の猛暑。原発はお休みの状態でも、電力供給に問題がなかったのは、
実は、このGTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル発電プラント)、
(ひそかに)導入が順次進んでいるからでは?とも思います。
こういう話題。私の政治への関心度の低さと勉強不足なのか、国会で審議された記憶がありません。
それでも、あえて原発は必要だとする主張があります。
もしや、プロトニウム(核兵器に転用可)を保持し続けたい意図があるのかな?と思います。
もちろん、日本のような工業先進国が、プロトニウムを大量に保持しているだけで、
核保有国に対する、強力な抑止力になるといえば、なりそうですが・・・
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買い物[1] 仲間うちのノウハウ『エアコン買うなら今!』:平成31年(2019年)4月6日記述
昨年の猛暑。
エアコンを求める方々が、
量販店のエアコン売り場で
長蛇の列・・・実際に目にしました。
お客さまで混み合う売り場では、発券機を設置(驚)。
ようやく順番がきても、
『今度の土日の設置は無理です』・・・。
この光景、数年に一度はありますね。
四季のある日本。
暑かった夏も、毎度冬を迎えると
リセットされるようで忘れ去られます。
また、今の時期は、スイッチを入れる機会も少なくなり、
エアコン購入に関心を持つ方が、さほど多くないと思います。
そんななかで、20数年前からの買い物ノウハウを
ご紹介します。
【エアコン買い替えるなら、4月から5月】
知人のひとりが、相当古くなったエアコンの買い替え。
昨年、早期購入のメリットを享受しました。その実例です。
4月中旬の日曜日。
エアコン売り場は、ガラガラ。
待ち時間もなく、丁寧に商品説明して頂けたと。
購入を決めて、値引いて頂けたので、
どうせだからと、もう1台追加の話しをしたら、
店員さんは『この時期(閑散期)、お買い上げ頂くだけでありがたいのに、
2台って本当に助かります』、
『2台一括なら、さらに御値引きいたします』と。
取付工事について希望を出すと、
『来週土曜日ですか?大丈夫です』と即答。
そして、工事当日。
設置工事の方に御礼を言ったら
『仕事もらう立場なので、決してぜいたくは言えないのですが、
気候がいいこの時期は、本当に助かります』と。
『なるほど!』・・・室外機の交換・取り付け作業、
夏のシーズンだと、炎天下で大変(蚊の来襲が有る場合も)。
そして、くだんの猛暑となりました。
知人は、快適に過ごしました(早く買って良かったと)。
今年の夏が、猛暑か冷夏かわかりませんが
(運の良い?)知人の購入例は
買い手、売り手、工事の方、
すべて良いこと尽くめですね。
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自然[1] 都会の雀(スズメ):平成31年(2019年)4月6日記述
本日は、鳥類の雀(スズメ)の話題です
都会に住み、家庭菜園が趣味の知人。
そのお話しが、とても愉快でしたので、ご紹介いたします。
知人宅。
かつて、プランターに【米のとぎ汁】を水撒きに使って、
水はけが悪くなったりしたそうです。
その反省もあって、【米のとぎ汁】を
庭の家庭菜園に転用。
数日経って、一羽の雀(スズメ)が、毎日来訪。
除去しているつもりですが、【米のとぎ汁】の中の、
割れた小さい米粒を目当てに、来るようです。
お目当ての米粒は、たくさん無いので、
帰り際に、周囲の植え木に飛び移った後に、飛び去る・・・
後で、わかったそうですが、植木の害虫を食べてくれていたと。
早朝の決まった時間、窓越しに見える
雀(スズメ)のいつもの行動が、滑稽。
家庭菜園から離れた場所に着地。
周囲を警戒しながら、スキップで【米のとぎ汁】を撒いた場所に。
さながら『(害虫退治の)お駄賃頂きまあ~す』。
そして、植木での害虫チェックの後に、
『ではまた、明日もよろしく~』といった感じで
去っていくそうです。
思わず「またおいで」の一言がでると。
おかげで、毎年虫のつく植木に
薬散布が不要に。
田園地帯で稲の収穫時期。
雀(スズメ)は、米が大好物なので
【害鳥】扱いとなる場合もありますね。
一方、田の無い都会。
秋口に、雑草の一群に生える、
ねこじゃらし(エノコログサ)を、
ついばむ姿。作物には、あまり被害が無いカンジです。
そういえば、
これから開花する、ツツジ、サツキ付近で
雀(スズメ)を、よく見かけます。
人知れず、害虫を退治してくれているのかもしれません。
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社会[1] 全面禁煙のトレンドに思うこと:平成31年(2019年)3月25日記述
私は、喫煙者ではありません
ゆえに『愛煙家』では、ありません。
ところが『嫌煙家』にも、あてはまらない人物です。
それ故、それぞれの立場のご意見については
共に納得しております。
たばこを吸わないのに
『嫌煙家』でないのは、
密室で周囲の方が吸っていても、全く平気だからです。
経緯は、周囲がヘビースモーカーで
すっかり慣れてしまったからです。
社会人になってから、
キーエンス時代の恩師(>>>コチラをクリックしてください)も
転職したアンリツ時代のすばらしい上司(>>>コチラをクリックしてください)
ともに
【超】【超】がつく、ヘビースモーカー。
その方々との交流で、愛煙家の方にとっては、会議等で
たばこ一服無しは、相当キツイものだと知っています。
私が、研修やセミナーの講師を拝命した際は、
必ず『たばこ休憩』の時間をいれます。
研修とセミナーで、私が支持されてリピートの依頼を頂けるのも
【宿題を出さない】・【レポートを求めない】とともに、
『たばこ休憩タイムの設定』が、あるからかもしれません(笑)
一方、特にお子様をつれた親御さんにとって
外食される際などは、禁煙席のみの拡充のみならず
喫煙席自体をなくすこと(全面禁煙)を、切望されていることにも
納得しています。『子供に煙を絶対吸わせたくない』。
今回は、ちょいと視点を変えて
お伝えしたいと思います。
【たばこ特別税】の行方
かつて、JR東日本の主要駅ホームにあった
喫煙コーナー(ホームの一番端っこにあり
【これこそ完全分煙に近いスタイル】)を、最近見かけなくなりました。
私の記憶に間違いなければ、
たばこ購入で含まれている【たばこ特別税】は、
旧国鉄(日本国有鉄道)が、
民営化(現JR)に民間化されたときの借金(国鉄清算事業団の債務)の
返済に充てられていると聞いたことがあります。
これが、現在も継続しているなら、
喫煙されている方は、社会貢献(納税)の一翼を担っておられるということになります。
たばこを購入しない私にとっては、感謝の対象です。
レストラン等で全面禁煙の流れは、仕方ないと思います。
私鉄も同様ですが、別会社とはいえ、旧国鉄の流れをくむ
JR東日本が、主要駅ホームで全面禁煙というのは、
正直【はてな(?)】と思います。
逆を行くビジネスチャンス?
東京のあるJR主要駅。
ホームはもちろん、巨大な駅ビルのテナントは
全て全面禁煙。
分煙を実施しているチェーン店ですら、
ここでは、全面禁煙(いくら探しても、喫煙席のあるお店は無し)。
この駅から、10分ほど歩いた距離に、
パブ(チェーンでない個店)があります。
昼は喫茶のみの営業。
昼も夜も全席喫煙可で、連日大満員のようです。
時々、愛煙家(ヘビースモーカー)の方と、
午後の待ち合わせに利用しますが、とても重宝しています。
現在、このお店は好景気。
ただ、この先の禁煙トレンドで、
このお店の行方も気にかかります。
なお、全面禁煙を実施した、ある居酒屋チェーン。
家族連れが増えて、増収というニュースも聞きますが・・・
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国際[3]いよいよ第2回米朝首脳会談 交渉で核兵器を破棄させることができるのか?:平成31年(2019年)2月24日記述
これまで、
いったん核兵器を保有した国が、外国との交渉(圧力)で完全廃棄したという
歴史は無かったと思います。
核保有後に、唯一廃棄したとされている南アフリカ。
これは、次の政権に持たせないという自国内の事情とか。
現在の政治体制を維持しようと、交渉の切り札(最終防衛兵器)と考える国が
そうやすやすとは、核廃棄を行わないでしょう。
かつてのイラク戦争。
後にイラクは、大量破壊兵器(核と化学兵器)を
保有していなかったと、明らかにになります。
(確か、パウエル米国務長官が、
当初所有しているとの見解が、退任後間違いだと認めていました)。
ある政治評論家の方のお話しで、納得したことがあります。
『もし、イラクが核兵器搭載の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を所有していたら、米国はイラクへの開戦に踏み切れただろうか?』
もちろん、答はノー。
もっと言えば、米国本土に到達できなくても、
米国の関係の深いイスラエルに届く、中距離核ミサイルを所有していれば
米国は、イラク戦争に踏み切れないはずだと。
・・・大変物騒な話しですが、これが国際政治の常識らしいです。
米国がイラク開戦に踏み切ったのは、
名目上は、大量破壊兵器をイラクが所持しているとしたものの、
実は、所持していない事実を知って開戦したと、裏読みもできそうです。
余談:この1冊
パウエル米国務長官は軍人出身。
イラク戦争より以前の、湾岸戦争時点では
統合参謀本部議長・・・定期的な記者会見をしていた姿を覚えています。
1993年に軍を退役後刊行された「マイ・アメリカン・ジャーニー」。
露骨な人種差別で苦しんだこと、
一方、軍では差別が一切無し。
真の実力社会の中で、アフリカ系アメリカ人として初の
統合参謀本部議長に立身出世していく姿は痛快です。
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その後:退役後、国務長官に任命されました。国務長官時代、イラク戦争開戦には最後まで反対したとされています。
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経営[1]大塚家具さんの再生手法(言いたい放題):平成31年(2019年)2月18日記述
ある社長さんとの雑談中(コンサル活動とは異なります)での出来事。
『赤字続きの大塚家具。(私宛には、まず無いと思いますが)
再生を相談されたら、どうアドバイスされますか?』と。
プロ野球観戦中に、次の選手起用を言い当てるようなものですね(笑)。
大塚家具さん。
知人によると
かつての大塚家具といえば、商品知識が豊富で、ライフスタイルも提案できる
専属のアドバイザー(同業者が簡単に育成できないハイレベルな人材)が、店内を一緒に回って、購入するというスタイルだったと(まさに高級家具のお店)。
お父さまと、袂を分かった娘さんの
大塚久美子社長。
その敷居の高いイメージを少々変えて、量販店のように
気楽に入れるお店を、目指されたようですね。
(・・・その後、お父さまはライバルとなる別会社『匠大塚』を立ち上げ、
従来の高級路線を踏襲されています)。
ところが、大塚久美子新社長の体制になってから
残念なことに赤字が続いております。
高額商品を購入される顧客が
離反すると同時に、
安いものを求める顧客を
量販店から奪取できなかったのかもしれません。
(ブランド毀損?で、中途半端な立ち位置?)。
赤字続きで、会社の現金がみるみるうちに減少。
昨年、ついに在庫セール(激安だとか)実施。
利益率は悪いでしょうが、
とにかく現金を得るための、仕方なしの在庫処分かと。
一方、
先日、約38億円の第三者割当増資の報道あり。
新たに現金を手にできるようで、一段落といった感があります。
調達資金で、海外への電子商取引に注力されるとか。
大手家電量販店との提携報道もありで、新たな販路も得られそうですね。
以上、発表された施策で、たとえ薄利となっても
多売を期待でき、増収増益の可能性もありでしょうか。
私の勝手な意見・『苦しい時の原点回帰』
実験的に、旧来の高級路線の店舗を、新たに展開されたらと思います。
お父さまの『匠大塚』より、さらに高級な家具の取扱い。
取扱数量は少なくても、高付加価値(高利益率)の商品展開。
コンセプトは、全て超一流!敷居の高い会員制もアリ。
但し『大塚家具』と異なる別ブランドでの展開です。
販路は、百貨店(店舗販売でなく『※外商さんのルート』)や高額商品(外車、宝石等)販売会社との提携等。
とにかく富裕層を、ターゲットにします(来店は完全予約制)。
(余談※外商さんのルート)ご存じの方も多いと思いますが、
百貨店の個人顧客で、本当のお金持ちは百貨店の店舗に訪れません。
その購買力は、すさまじいものがあります。
・・・ここまでは、説得力があったようです。
ところが、新たなブランド名を問われ、
社長のお名前から拝借した、『Kumi』ですかね?と述べたところで、
私のセンスの無さからか、
面談相手の社長さんからは、笑われてしまいました。
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国際[2]まもなく第2回米朝首脳会談 米国の出方を大胆予想:平成31年(2019年)2月14日記述
まず、前フリがあります。
トランプ大統領が、シリアからの米軍撤退を決断しました。
背景は、自国の兵士を犠牲にしたくない、
あるいは軍事支出を減らすという国内世論を意識した、
これも【米国第一主義】のひとつですね。
もちろん、IS掃討で台頭してきたクルド人勢力を、テロリストとみなす
トルコ(NATO加盟国)への配慮という裏事情もありそうですが・・・
また、アフガニスタンでも
あれだけ戦い続けたタリバンとも、停戦合意し米軍撤収も実現しそうです。
いずれにしても、世界最強の米軍が
世界のあちこちから引き揚げるのは、間違いなさそうです。
さて、本題の第2回米朝首脳会談
米国の要求は、北朝鮮が保有しているとされる、
核と米国本土に到達できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)を
廃棄させること。
(ついでに、日本全土を射程内に収める、
相当数配備されているとされる
中距離ミサイルも是非、廃棄させてほしいです)。
トランプ大統領は、ビジネス経験で交渉上手なのは定評ありみたいですが、
今回も、予想外の行動にでるかもしれません。
米国の出方を、相当なフレ幅をもたせて勝手予想します。
・よくあるパターン(強硬):世界の各地から米軍を撤収している。その余力をすべて極東に集中させることができる。
または、
・見返りで経済援助(フツー):年金福祉で財政が厳しい日本ではなく、経済援助は、日本を抜いてGDP世界第2位の中国にお願いしたいですね。
または、
・極端な融和政策:(正直、震撼しますが)核・ミサイルを放棄するなら、在韓米軍を撤退させる!!
予測不可能なトランプ大統領の【米国第一主義】なら、可能性ありかもです。
→在韓米軍撤退となれば、北の主導による統一が実現するかもしれません。
半島有事の際、日米両国が静観するかも?
日本の自衛隊は、憲法の制約で海を渡って助太刀に行くことはできません。
そこで、これまでは、在日米軍が出動の筋書き・・・ところが【米国第一主義】で、そうならないかも。
半島有事の際、在日米軍が出動するには、日本国政府の了解が必要です。
(了解といっても、事実上米国の方針に追従だと思いますが)。
半島有事で、在日米軍が即時出動と思いきや、
米国は「日本に出動の了解を求めたが、返答が無い」
対して日本国政府は「米国からの通告が無い」とウヤムヤにして、
日米両国が事態を静観するかもしれません。
最悪、自由主義の防衛ラインは、
休戦でにらみ合ってる北緯38°線でなく、大幅に南下
→対馬(陸)対馬海峡(海)に移るかも(近い!近い!戦慄)。
さて、私の当たらない妄想はさておき、
いったん核を保有した北朝鮮が、
本当に廃棄することに応じるのでしょうか?。
その後、【米国第一主義】が、日本にも例外無しで適用されれば
日米安保条約も破棄→日本も自国で守るしか無いところまで、
追いつめられるかも?ですね。
こんな時こそ『戦わずして勝つ』が必要ですね。
その具体的な妄想は別途。
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国際[1]INF条約(中距離核戦力全廃条約)時代に生きていて思うこと:平成31年(2019年)2月11日記述
先日、米国のトランプ政権が、
INF条約(中距離核戦力全廃条約)を破棄すると
通告したようですね。
またまた、軍拡に逆戻りするような感があります。
INF条約は、私が社会人になった1987年に米ソが締結。
米国のレーガン大統領と、ソビエトのゴルバチョフ書記長。
あれから30年以上経つとは、早いものです。
条約締結前後は、私の青春時代。
米ソの軍拡競争を経て、もう軍拡はやめましょうという経緯。
当時の回想を綴ります。
現在、『外交交渉の背後には、軍事力が必要』と、よく言われます。
まさに言い得て妙ですね。
それでは、その軍事力の背後に必要なものとは?
これが、当時軍縮にいたった理由だと思います。
アフガニスタンには、
現在、米軍が駐留しています。
トランプ大統領は、撤退させると言っておりますが・・・
1979年:40年前のこと(私が高校1年生)
ソビエトが南の国境を突如越えて、アフガニスタンに侵攻します。
その侵攻もあってか、
1980年頃、ソビエト脅威論が国内を賑わしました。
特に、近い将来(1983年頃)に、米ソが直接戦争する?という内容が
まことしやかに、流布されていました
その根拠は、核兵器、ミサイル、戦闘機や戦車などの兵器を、
米国以上に年々増強していたソ連。
その配備量が、米国を上回るのが1983年。
この機会を逃さずに、ソビエトが戦いを挑んで来る【かも】。
・・・あくまで【かも】なのがミソです(笑)
実際に、ソビエトの兵力増強がありました。
ソビエトの航空母艦(といっても米国が持つ、大量の戦闘機を
装備している大型タイプでなく、ヘリ搭載の巡洋艦程度)の
ミンスクが、遠路はるばる、西方より航海してきます。
極東のウラジオストクを母港にして、
日本海で活動していたのも事実です(新聞社にも撮影されていました)。
この頃、いろんな人が著書やテレビ出演等で、
アフガン侵攻、ミンスクの日本近海での行動とからめて
米ソの軍事ギャップについて語り、危機の可能性があると喧伝していました。
ところが、確実に米ソの戦争が始まるとは、ひとことも言わない。
・・・当時の私は、ノストラダムスの大予言(1999年に人類が滅亡する?)並みに怪しいなと思いました。
というのも、ソビエトから戦争を始めるのは、まず無いだろうと思っていたからです。
理由をいくつか列挙します。
兵器の質では、米国がソビエトを圧倒
その一例が、戦闘機(いまも昔も、空を征するものが優位)。
ソビエトのMiG-25(ミグ25)。
1960年代後半、マッハ3という高速で航空ショーに突如出現。
米国の戦闘機(主力のF-4ファントム)では対抗できないと、米軍関係者を震撼させた逸物?
ところが、
ベールに包まれたMiG-25(ミグ25)の実物が、
思わぬところで手に入ります。
アフガン侵攻の3年前の1976年。
ベレンコ中尉が、MiG-25(ミグ25)を操縦して、
函館に強行着陸し、米国に亡命します
(結果的に、日本の防空レーダー網を
突破したわけですから、前評判通りの凄い戦闘機【かも】)。
機体は、ソビエトの猛抗議を無視して、
日米共同で徹底的に調査された後、返還されます。
結果は、エンジンの出力は確かに強力だったが
機体は、旧式の鋼材で重い。
電子部品の一部に、真空管が使われていた。
速度が早いだけで、戦闘機同士の格闘戦では、いまいち・・・
つまり、空を征すことは、どうも無理そうだという噂・・・。
(制空戦闘機で無く、領空に侵入してくる大型爆撃機を撃墜する
迎撃戦闘機だと判断されます。高速であるのは、そのためかと)
米国は、このMiG-25(ミグ25)のデータを
現在も日米主力である、格闘戦に強いF-15イーグル戦闘機(制空戦闘機)の
開発に活かします。
海軍(海を征す)
当時、米国が保有する空母(航空母艦)は
ソビエトのミンスクレベルとは比較にならない。
戦艦大和を超える超大型航空母艦(現在も、この特大サイズを保有しているのは、世界では米海軍のみですね)。
1隻あたり搭載している戦闘機の数(90機前後?)が、
当時、ベルギー1国の空軍保有機数と等しかったはずです。
それを10数隻保有していたわけですから、ソビエトに勝ち目はない・・・。
自衛隊の地道な活動を見て、
ソビエトは日本近海で暴発できるはずがない
当時のソビエトは、潜水艦を大量保有していました。
太平洋に展開する、空母を主力とした米海軍機動部隊に
近づく行動も狙っていたのでありましょう。
ところが、太平洋にでるには、日本近海を通過する必要があります。
その際、海上自衛隊(大量に保有していたP3C対潜哨戒機)の地道な海上哨戒活動で、事実上身動きできなかったようです。
浮上しているところを発見され、あわてて潜水しても
P3Cはソノブイを投下するなどして、
水面下の潜水艦の位置を、正確に把握できる性能があります。
第2次大戦中までは、潜水艦(魚雷)と水上の駆逐艦(爆雷)との戦いでは
映画【眼下の敵】(名作だと思います)のように、どちらにも勝機があったようですが、現在では、水面下であろうが、位置が特定された時点で、潜水艦の負けは確定。
というのも、位置が特定できれば、対潜兵器は百発百中だからです。
潜水艦は高速でないので、ヘリコプターで十分追尾できます。
もし、ソビエトが対米(その際は同盟国の対日本にも同時)宣戦布告で
戦闘行為を始めれば、おそらく数時間を待たずに、
日本近海で活動しているソビエトの潜水艦は、
全艦撃沈となるのは必定です。
フツーは、そんな危険を冒すはずがない(日本近海は安全かなと)。
ヨーロッパでは、軍拡が顕著でしたが
ほとんどのミサイルは、核兵器を搭載できますが、
米ソ自国から、相手方を直接攻撃できるICBM大陸間弾道ミサイル(ICBM)に加えて、
ソビエトが、中距離ミサイル(核搭載可)SS-20(大型トレーラで運ぶ移動式のミサイル)を配備し始めます。
米国は、(日本国内でソビエトが暴発するとされた)1983年頃から
西欧のNATO諸国防衛のため、中距離ミサイルパーシングⅡの配備開始。
これは、ソビエト(現在のロシア)の首都(モスクワ)も射程に入ります。
この頃が、緊張のマックスだったと思います。
その後、一転して1985年に米国レーガン大統領と、
ソビエトのゴルバチョフ書記長との初会談。
緊張緩和、条約締結に至り中距離核戦力撤廃に至ります。
外交交渉の背後には軍事力が必要・・・
そして軍事力背景には、経済力が必要なのです
当時のソビエトの国内は物資不足、経済も破綻寸前。
共産主義の平等の精神は、よろしいのでしょうが、
働いても働かなくても、賃金が同じであれば、弊害がありますね。
工場の労働者によっては、昼間からウォッカを飲んでるとか・・・
同様に農場の収穫も落ちて、
保有している金(ゴールド)を密かに国際市場で大量に売りさばき
穀物輸入しているとか・・・
そんな国情で、国家予算を軍事費に回している場合では
なかったのです。
ソビエトのゴルバチョフ書記長は、改革(ペレストロイカ)断行のため
当時、米国に妥協せざるを得なかったと思います。
日本近海でウロウロしていた、ミンスクも
後に、艦内の事故が起きてから行動不能。
当時のソビエトには、修復する国力も無かったと
考えられるでしょう。
今後の世界は、あいかわず米国とロシアの2国、
そして中国も加えた軍拡に進むと思いますが、
経済が窮地に陥った側が、軍縮に応じる・・・
その構図は、今後も変わらないと思います。
ただ、しばらくは物騒な世界となりそうですね。
余談:この1冊(もう絶版でしょうか)
1980年に戻ります。
当時、ソビエトの脅威・暴発論が漂う中、
冷静な分析で、
ソビエトから戦争を仕掛けることは無い。
それどころか、
ソビエトは、ほどなく崩壊すると提唱された
凄い方がいました(10年後、実際にソビエトは崩壊しました)。
小室直樹さんです。
著書の
【ソビエト帝国の崩壊―瀕死のクマが世界であがく】 は、
当時の対ソビエトを巡る書籍の中で、私が購入した唯一の図書です。
一読して、第3次世界大戦は起こりえないと、ホッとしたのを
今も鮮明に覚えています
(以降、当時のソビエトの脅威に関する、ニュースや特集番組は、
一切視聴しなくなりました)。