本日は、平成30年(2018年)4月2日月曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、中小企業診断士の立石です】
早い時間の通勤電車を利用するのですが、
本日は、いつになく混んでいました。
毎年4月の光景です。
きっと、新入社員の方、転勤で赴任された方の初日。
緊張感からか、余裕をもって出社されているのでしょう。
前回綴りました通り、転職したアンリツで1990年代に、
私も4月から、引っ越しを伴う転勤を経験いたしました。
その某営業拠点にて、丸4年在任。
直属の営業部長から、
助言のあった『人脈づくり』にも励みました(役立つ勉強です)。
結果、卸売業等(強力な戦力となる)中間業者さんとの
新規取引も実現でき、 強固な販売チャネルも構築できました。
売上高推移 毎年△30%超UP・在任4年で赴任当初の3倍
(2名増員)
よくよく考えれば、もっと伸びるはずなのに・・・
赴任した当時は、バブル崩壊のキズが未だ癒えず、
その後の消費税不況(消費税3%→5%増税)、
大手証券会社の経営破たん等の金融危機という、
厳しい外部環境の変化もありました。
もちろん一番の脅威は、ライバル会社になるキーエンスの存在。
そんな厳しい環境下でも、毎年、対前年比△30%超UPの売上高伸長を実現して、
在任4年間で、赴任当初の売上高が3倍になった記憶があります。
当時、製品の性能がキーエンスより、明らかに優位だったと思います。
例えば、こんな商品(過去の記事)
>>>コチラをクリックしてください。
では、販売する製品の性能がいいから、楽な日々を送れたかというと、
そこだけは違います。
勝つための長時間労働と成果
アンリツは、キーエンスのように全社員が残業という会社では
ありませんでした。
労働組合もあり、すこぶる一般的な会社でしょう。
堂々と定時退社しても、一切お咎め無し・強制も無し。
残業に対する考えも、人それぞれ(バラツキあり)です。
私自身の勤務時間の比較(あくまで私が勤務していた当時の回想です)。
キーエンス勤務時代 8:00~21時台(土日出勤無し)
アンリツの拠点勤務時代 7:20~21時台(月2~3日土日出勤あり)
本音は、7:20より早く出社したかったのですが、
始発バスの関係で、制限された出社時間です。
以上の通り、アンリツの拠点勤務時代の方が、はるかに長時間労働です。
土日も自主的に出勤していたのですから・・・
キーエンス勤務の経験で、転職してからの長時間労働などは、
一切苦になりませんでした。
追記【キーエンスの営業所勤務時代。定時終業時間から退社までのタイムテーブルの記事は>>>コチラをクリックしてください】
(新卒で、キツイとされる会社に入社すると、一見不幸なようですが、
転職でも脱サラで独立でも、その後の人生が有利になります)。
何せ、対キーエンスとの受注競争に完全勝利すること、
すなわち「大事をなす」には、
長時間労働ごとき、大したことではありません。
当時、アンリツの拠点勤務においても、引き続き不思議に思ったことがあります。
◆製品力が明らかに優位
◆広告宣伝にも注力
◆貸し出しや即納が必須でもない(戦術負けでもない)
◆営業力で劣るはずもない
(直販にしても、強力な中間業者さん経由でも、受注競争時の勝率も高い)
◆キーエンス以上に長時間労働
よって、
『売上高がさらに伸長していいはずなのに???』と。
その疑問に対して、
キーエンス勤務時代に、当然のように求められた「論理的思考」で、
突き詰めていくと・・・
結果、ひとつの見解(おそらく妥当性の高い見解)が導きだされました。
続きは次回に。
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