本日は、平成29年(2017年)3月20日月曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 元キーエンス社員、中小企業診断士の立石です】

以前綴りました記事⇒【ロジカルなルールで会社を永続・成長させる】(記事はコチラをクリックしてください)が、当初の予想以上に反響が大きかったので、本日よりテーマとして取り上げてみます(いつもご覧頂いている皆さま、ありがとうございます)。

これまで、日本の職場・働く現場では、【ロジカルな思考】【ルール】という言葉自体が、あまり歓迎されず、むしろ敬遠されていたと思います。
1987年(昭和62年)キーエンスに新卒入社し、創業者の方針に心酔していた私ですら、入社1年目に創業者から打ち出された「論理優先」という方針(関連記事はコチラをクリックしてください)について、非常に合理的であると感服する一方、同時に「冷徹さ」(『非情さ』と表現していいかもしれません)という印象を、あわせもちました。さらに、その「冷徹さ」というものが、社内の人間関係に支障が生じるのでは?と少々疑問視していたのです。

私はその後、社風がキーエンスと真逆ともいえる、当時ライバル会社であったアンリツに転職しました。「郷に入っては郷に従え」の通り、私の体に染みついていたキーエンスの【ロジカルな思考】【ルール】という手法を、前面に押し出すことはありませんでした(私が所属した事業部門に限っての所感ですが、それを認めない体質でもあったのでしょう)。

キーエンスの【論理優先】の手法が勝っていた事実は、両社の業績(特に2000年以降)を比較すれば明らかです。ただ、これまではアンリツに限らず世間の会社のほとんどが、【ロジカルな思考】【ルール】を職場に取り入れるということを、好まない傾向にあったのだと思います(【冷徹】というイメージがネックになっていたはずです)。

ところが最近、実際のコンサルタント活動を通じて感じるのですが、経営トップや働く従業員の方の意識が、大きく変化しつつあります。
その背景は、外部環境の変化です(関連記事はコチラをクリックしてください)。

かつて、「談合」や「申し合わせ」とまではいかないものの、価格・納期等に暗黙の了解が存在し、大した競争が無いという業界もあったと思います。ところが、人口減少、グローバル化等により、ほぼすべての業界で、今までの慣習や常識が全く通用しない激しい競争時代に突入したのであります。
厳しい競争環境下で「甘いことを言っていると、事業部門はおろか会社そのものが消え去ってしまう。たとえ厳しくても、生き残るためには【ロジカルな思考】【ルール】が必要だ」という機運が確実に芽生えてきています。
というのも、セミナーや研修の場で【ロジカルな思考】【ルール】に関するテーマでお話しすると、経営トップはもちろん、ここ最近では従業員の皆さまが熱心に聴き入れられて、導入にむけて積極的な質問もされます。特に、リーマンショック以降は全社一丸になって、変革を目指す企業が増えているのだと実感しています。
「今後、生き残るために手段を選ばない」という鬼気迫る会社が増える流れは、もはや止められないと思います。
つまり、好むと好まざるとに関わらず、業績伸長にむけて【ロジカルな思考】【ルール】を取り入れる企業が主流となり、旧態依然の企業が自然淘汰されていくのだと思います。

【ロジカルな思考】【ルール】が敬遠される理由:働く人に厳しいから?

例えば【ロジカルな思考】【ルール】で、良い悪いをはっきりさせるにしても、
面と向かって悪い点を指摘することは、働く従業員の皆さまにとっては、
とても厳しいものだとお考えのはずです。全くその通りだと思います。

私が、提案しているのは、キーエンスをそのまま真似ることではありません。
言い換えれば、キーエンスの販売戦術である【全商品即納】(関連記事はコチラをクリックしてください)のように、簡単にできないことを、真似る必要は無いのです。

主題をご覧ください(キーエンスとはチョイと違う)と記しています。
私が、経営上必要だと申し上げている業績伸長のための【ロジカルな思考】【ルール】は、 無理なことや無駄な努力でなく、ほとんどの企業で受け入れられる・簡単に実践できる独自の手法です(経営コンサルタント立石のノウハウでもあります)。
本日の記事について:ノウハウの詳細は、【ロジカルなスキル・ノウハウ提供による経営力強化プログラム】の、
初回(第1回)で、お話ししています。
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