本日は、平成29年(2017年)1月17日火曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 元キーエンス社員、中小企業診断士の立石です】
ずいぶんと昔の話しになりますが、私が4年生になった1986年(昭和61年)4月。
半導体工場でのアルバイトも、いったん終了。
いよいよ就活モードにスイッチが入りました。
ただ、卒業に必要な取得単位も順調に推移しましたので、時間の余裕がでてきた頃でもありました。
当時の大手企業は就職協定(会社訪問は8月20日以降。例外無し)を
厳守したことがあり、リード電機(その年の10月に社名をキーエンスに変更)等の中小企業への就活が先行。
さらに、プラザ合意による急激な円高による不況のおかげで、
志望していた電機業界の採用枠は、全面的に激減の年でもありました。
そういった環境下で、8月までは就活の傍ら、知人の誘いで、法人・個人宅へ
自転車を利用した配達業務のアルバイトを始めました。
アルバイト先は、週休2日でしたが、土日連続などといった
連休がとれない会社でした。当時の私は、知人と同じく報酬が多いほうがと、
無理を言って、お休みは週一回のみのシフトにいれて頂いた記憶があります。
そちらの社員の方が、話された言葉が現在も忘れられません。
「いつも、休まず来てもらって、本当に助かっているので
言いにくいことだけど・・・」と前置きされた上で、
自身の経験を話されました。お気遣い頂いたことでもあります。
「社会人になったら、連続の休みはとれなくなるよ。
二週間とか、一か月単位を確保できるのは、学生時代の特権。
そのまとまった時間を使って、いまのうちに、いまだからできることを、
やっておいたほうがいいよ」と。
そして社会人になって。キーエンスでの休暇は・・・
キーエンスに入社した1987年当時は、最終土曜日は出勤でありました。
(これは、正直きつかったのですが、現在のキーエンスは土曜出勤は
お休みになっているはずです)。
ただ、GW、夏季、年末年始は暦次第ですが、9連休程度(つまり、土曜から翌週の土日まで)といった恵まれたこともありました。
もちろん、連休中に出勤や呼び出されたりすることは、一切ありませんでした。
その後。当時キーエンスのライバル会社であった、アンリツに転職しましたたが、
こちらは土日が完全にお休み。
同様に、GW、夏季、年末年始に9連休ということもありました。
世間では、こういう連休は「相当に恵まれているほう」だと思います。
それでも、アルバイト先の社員の方のお言葉通り、
会社勤務を始めると「2週間以上」というまとまったプライベートは確保しにくいというのが、 現実だと思います。
余談ですが、会社勤務を終えて経営コンサルタントとして独立した私。
現在は、会社勤めと違い、正直言ってブラックな働き方(笑)です。
土日連続の休みでさえ、夢のまた夢(本当)。その話題はまた別途・・・・
今回、同じ内容を、学生のみなさまにお伝えしたいと思います。
「二週間とか、一か月単位を確保できるのは、学生時代の特権。
そのまとまった時間を使って、いまのうちに、いまだからできることを・・・」と。
私の同級生で、アルバイトで貯めたお金で1ヶ月程度海外旅行をした者がいました。
今、思えば羨ましい限りです。
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