本日は、平成28年(2016年)12月04日日曜日 【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 元キーエンス社員、中小企業診断士の立石です】

本日も、みなさまの会社が「本当はできるはずのこと」です

年初の初詣からあっという間に時は過ぎ・・・早いもので師走ですね。
今回は、【フラットな組織】について綴りたいと思います。
以前、キーエンスの営業部門が少人数のグループで構成されていると綴りました(コチラをクリックしてください)。
ご存じの通り1990年代のバブル時代は、さほど人数が多くない部門なのに『階層』が多い企業が一般的でした。
少なくとも【部長】【課長】【係長】【主任】等々・・(もっとたくさんある場合も)。
業績がよければ管理職が増えるのも結構ですが、バブル崩壊後は固定費削減を名目に管理職のポストも激減。
社内にいた課長さんも、プレイングマネジャーとして、営業の最前線で活動することになります。これは、現在の主流になりつつあると思います。営業部門では【お客さまから実際に注文をとる営業担当者】の数も重要ですから、仕方のないことかもしれません。

キーエンス時代を回想すれば、担当者⇒グループリーダー⇒責任者(複数のグループを統括)、そしてごく一部を除く営業所長のすべてが、プレイングマネジャーでありました。
重要な使命は、自らの陣頭指揮で売上伸長にまい進すること。そして、部下(特に新卒入社の社員)の育成であったと思います。自身の販売グループの目標予算達成には、部下の即戦力化が必須であるからです。
かつて綴りましたが、私は凄腕の責任者(コチラをクリックしてください)のおかげで、いま現在があるものと正直感謝しています。

ところが、キーエンス以外の会社ではいかがでしょうか?
形だけは、キーエンスのようなフラットな組織となっているものの、プレイングマネジャーたる各責任者が、クタクタに疲弊している場合もあるようです。もちろん、部下の育成に手など回らない・・・
つまり【機能しないフラットな組織】というありさまなのです。
各責任者の負担が多い理由のひとつは、前回の【残業時間を減らせない理由】と同様だと思います。つまり、不要な業務(ご登場頂いた社長さんのお言葉を借りて【くだらねえ業務】と表現させて頂きます)が、多かれ少なかれ存在しているはずだからです。疲弊している責任者の方は、【くだらねえ業務】の存在を認識されているはずです。
そして、これも不要な業務に入るかもしれませんが、もうひとつ要因がありそうですね。続きは次回に