本日は、平成25年(2013年)12月23日月曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】
休日のテーマは「バラエティ」です。昨日に引き続き、株式会社キーエンスの話題です。私の頭の中の記憶を綴ります。もう四半世紀以上過ぎたので、ボンヤリした内容かもしれませんが。最近は何事につけ日記を書いておけばよかったと後悔する日々です(笑)
私の就活開始は大学4年生の1986年4月。当時の学生は現在のように早く活動していなかったはずです。
当初からメーカー志望。中学生時代、社会科の教科書にあった太文字「加工貿易」。日本が豊かになったのは、外国から原材料を輸入して、それを機械などの製品にして輸出しているからであると教えられました。
資源の無い日本が豊かであり続けるには、製品を作ることができる人の教育が重要で、生徒諸君はがんばれ…といった訓示もあったような記憶があります。
当時の先生の期待むなしく(笑)あいにく大学は理工系でなく経済学部にすすみました。
ただ、貿易黒字の総額は国民の貯蓄の総合計に等しい…これは中学校で習った加工貿易と同様の切り口でもあります。
つまり、輸出関連の機械・自動車・電機の会社でがんばることで結果的に日本は豊かになる…。
当時、石油が今後30~40年以内に枯渇すると言われていました(現在も40年以内に枯渇と言われていて、石油が本当に枯渇するのかは、いまなお不明ですが)。石油が枯渇するなら、機械より電機だな…そんな単純な動機。
ところが、就職活動前年の1985年、プラザ合意により変動が起きます。
1ドル240円から180円への急激な円高。
就職活動中の1986年は、全盛であったオーディオ、ビデオ、白物家電の国内電機各社の新卒採用者は軒並み減。とりわけ文系採用は激減。文系採用ゼロという総合電機メーカーもありました。さらにその年は、厳格な就職協定も運用されました。大手各社は会社訪問解禁日(8月20日)より前には、学生とのコンタクトを一切行わない…建前でなく、どこの会社も「8月20日の会社説明会にお越しください」。
そのため活動できることといえば、中小企業の会社説明会に参加する程度。やや手詰まり感がある中、6月にキーエンス(当時の社名はリード電機)から往復はがきのダイレクトメールが自宅に届きました。会社説明会の案内状。聞きなれないセンサという製品のメーカーで、従業員300名程度の中小企業。「電機メーカーだから、とりあえず参加してみよう」。次回はキーエンスの会社説明会の記憶をたどりましょうかね…
2014_5_28追記 キーエンスに入社した経験から、正直に個人的所感を申し上げると、キーエンスが「楽に稼げる会社」であるとか「ブラック企業」である・・・ともに間違っていると思います。恐れる必要もありませんが、甘い考えも捨てることです。是非、私のブログを読み進めて、今後の参考にしてください。
2016_6_01追記:就活時代の想い出を綴りました(詳しくはコチラをクリックしてください)
※『元キーエンス社員の回想、通算100回』にして、学生さんむけ、社会人むけ、そして経営トップ・事業責任者むけの記事をまとめてみました(コチラをクリックしてください)。