本日は、平成25年(2013年)1月26日土曜日
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント 中小企業診断士の立石です】
【土曜日】は教養ネタです。
中小企業診断士試験、一次試験の話題です。
今回も、すべて私見・個人的感想です。ブログで、学習の心構えを申し上げました。
全7科目【広く浅く学習する】。 そして、 ひとつひとつの内容について 【何故?】より、 【いかに工夫して覚えるか】の実践。
国家試験対策にしては、ラフなようですが、 大半の受験生は、日中仕事をしながら学習を続けています。 少ない勉強時間の最も効率的な使い方であります。
本日は、本試験の落とし穴。【時間配分】の話題です。
たとえば
第一問から順に解く方(そうでないと気が済まない方)は要注意。…前半には難問や、時間のかかる設問が配置されています。緊張している本番で、無理に時間をかけて、 後半の簡単な問題が、手につかないパターンです。順番にやっていい科目は【情報】くらいだと 思います。
以下のような時間配分を考えて 模擬試験等で練習されると ペースもつかみやすいと思います。
制限時間の60分をいくつかに分割します。
前半 開始~25分
中盤 25分~45分
後半 45分~60分
前半に計算等、時間のかかるものに 手をつけてはダメです。
【経済学・経済政策】対応一例です
致命的なミスは、中盤にやるべき計算問題を 「確か過去の問題、模擬試験等で見たことがある…」と、 真っ先に取り組んでしまうことです。
☆前半 開始~25分
頭から最後の設問まで流します。ここで9問(36点)確実に獲得できれば、科目合格60点も見えてきます。 一問一答に近いもの(マクロ、IS-LM等)に 注力します。
☆中盤 25分~45分
時間経過とともに、気分的にも落ち着いてくると思いますので 計算にも対応できると思います。 マクロの計算や マンデルフレミング等の【つなぎ】の 考えが必要な問題。
☆後半 45分~60分 仕上げタイムとサイコロタイムです。設問前半のグラフ等は最後に。難問には適当に対処。時間をかけるなら、前半に解答した分の再確認を。解答欄の空白はもったいないです。 マークシート方式なので、とにかく全問埋めます。
ア イ ウ エのどれを解答するか? 実際はサイコロを使えないでしょうから。 最後の選択は、 お世話になった受験予備校の先生のイニシャルでもいいです。私は運よく「エ」で得をしました。
厳しい寒さが続いています。 救いは、頭がスッキリする時期であることです。繰返しますが、 【経済学・経済政策】は【財務・会計】と同様、 この時期に学習を進めておくことが、合格への近道だと思います。
経験上のお話しですが、 ゴールデンウィークあたりに、 【経済学・経済政策】と【財務・会計】が 「得意でなくても、なんとか苦手を脱出」されている方は 、全7科目受験での一次試験一発合格が見えてきます。以降は、 【経済学・経済政策】と【財務・会計】を軽く復習しながら、暗記中心の科目に注力して、そのまま一気に本試験へ。飛行機と同じです。 離陸した後は、一気に上昇。滑走路上が【経済学・経済政策】と【財務・会計】です。 寒風吹きすさぶ中ですが、風に乗りましょう。受験生のみなさま、 がんばりましょう。
NEW 2015_2_03追記
マクロ経済学の基礎的な内容の一部ですが
一問一答として掲載してみました。
詳しくはコチラをクリックしてください。