本日は、令和2年(2020年)12月3日(木)
【マーケティング&セールス/B2B(BtoB:企業間取引)
製造業(卸売業)専門の経営コンサルタント(中小企業診断士)、
元キーエンス(→アンリツ)社員の立石です】
前回の続きです。
(くだらない)研修冒頭のプログラム。
課題図書の理解度テスト。
「課題図書300ページのうち、
たかだか30ページ読むだけで成績トップ」になる秘訣。
そして、事前にどうして研修が、くだらない内容だと判断できたか
綴ります。
【幅】と【深さ】
つまり、範囲と専門度で簡単に判断できる
ビジネス本で300ページともなると
通常記載されているのは、
★浅くても範囲が広い
あるいは
★範囲が狭くても専門度が高い
のいずれか、または両方です。
この図書(厳しいですが、以降は「印刷物」と記します)。
30ページ程度で次の章となるのですが、
少し進めると、視点表現を変えてはいるが、内容は同じ。
すなわち30ページを10回繰り返しているだけなのです。
著者が、コアと考えている内容、
強調したい点を繰り返すのはアリにしても。
当該印刷物は、コピペの繰り返し。
つまり、範囲は狭いのです。
さらに、狭い範囲での内容たるや、
専門性という深さを、微塵たりとも感じとれない
ありふれた内容。
つまり、予習せずに筆記試練で成績優秀になるには簡単なのです。
他の受講生は、印刷物のページ数で混乱されられただけに
すぎません。
さらに、こんな狭くて浅いテーマなら、
研修では、所要2時間もかからない。
講師の講義で完結するはず。
それをわざわざ宿泊研修(長時間)にしている点で
くだらない研修だと、事前に判断できたわけです。
小さいテーマをグループ討議で時間稼ぎ、
深夜まで云々。
パターンは簡単。
冒頭に【恐怖】を抱かせて、
現状分析(各人自己否定)→あるべき姿(印刷物に記される理想)に
変革する。
まさに非論理的で、ばかばかしい。
業績を伸ばすスキルやノウハウとは、まったく無縁。
講師の方へ贈る言葉【ここがキーエンスでなくて良かったですね】
こんな研修、もしキーエンスの社員研修(対象は新卒入社1年目で十分)に実施しようものなら、
開始早々に、ほぼ全員からの質問攻め【今すぐ回答希望!】確実。全く逃げることもできず、反省会同様の集中砲火で
研修講師はフルボッコ、(【ひいっ~~】状態で、人格が即時に崩壊すると思います)。
ほどなく、講師が研修会場から、つまみ出されると思います。
【なりすまし】も簡単な低レベル
秀逸(笑)なのは、研修ラストの各人評価で
理想に【なりすます】ことも簡単な
薄っぺらさという点です。
というのも、研修受講時点で
私は既に【理想】に達していました。
そこで、わざと修正・【なりすまし】に終始トライしたところ、
予定通りの、【未完の人物】という結果になりました(逆)。
内容が薄いから、逆に【いいほうに、なりすます】のも簡単なこと。
こんな結果を会社が評価する?世も末世。
事前予想通り、私個人としては
何の役にも立たない研修だったのです。
ま、退職予定ですから、どうでもいいことですが。
以上を踏まえて、
次回は、これより経営コンサルタントや研修講師を
目指す方に、アドバイスを綴りたいと思います。