本日は、令和2年(2020年)12月2日(水)
【マーケティング&セールス/B2B(BtoB:企業間取引)
製造業(卸売業)専門の経営コンサルタント(中小企業診断士)、
元キーエンス(→アンリツ)社員の立石です】
前回の続きです。
先輩方が心配してくださった筆記試験。
事前学習に注力せず臨みます。
いよいよ講師から、成績優秀者の発表。
「1位の方が同点で3名います。名前を
呼ばれた方は、席を立ってください」
「○○さん」
「△△さん」
そして少々間が空いて、
さも嫌そうに、
しかも目もあわせず。
「立石さん」。
講師が「皆さん拍手で」。
他のおふたりは、さも真剣な表情でしたが。
私は、名前を呼ばれたときから
笑いをこらえるのが精一杯。
お腹がプルプル振動して、席を立つのも一苦労。
事前予想通り、中身の無い・薄っぺらい研修だと確信した瞬間です。
私より、もっと過激な方なら、
「課題図書300ページのうち、
たかだか30ページ読むだけで
成績トップになれるなんて、ありえないほど稚拙な内容。
修了したということで、これで帰らせて頂きます」と、
なったかもしれません。
さらに、この研修はお下劣の極み。
私は研修冒頭から
この不遜講師の『そんなことだから、この会社は伸びないんだ』という暴言が
ずっと気になっていました。まさに無礼千万。
講師が、どう考えるのは自由だが
受講生全員に押しつけるのは、倫理上の観点でも問題があります。
当時は、本当に腹に据えかねていたのです。
いまでいうブラック研修
筆記試験が終わり、全員別室に移動。
どうせ、グループ討議と発表やらで
深夜まで取り組ませるパターンに違いない・・・
(実際そうでした)。
疲れさせて、自己否定させて、思考回路を奪う。
そして、講師の薄っぺらいスキルに同調させる
・・・繰り返しますが、いま現在のブラック企業の新人研修で、よく使われる手法と同じです。
幸いにして私は、キーエンス勤務時代に、
すばらしい上司のおかげで、【ブレのない】【論理的】思考を叩き込まれました。
その為、疲れて頭の回らない深夜に及ぶ会議でも、
高圧的な感情論を含む【間違った内容】を、即時排除できるように訓練されていたのです。
よって、この手の研修に、動じることは全くありません。
部屋を移る際、ある受講生の方から声をかけられました。
「よく先生に意見したりできますね」。
混雑するドア付近にいたので、振り返ることができなかったのですが、
返事ついでに、それこそ後ろにいる
講師に聞こえるように言い放ちました。
「うちの会社が伸びない理由が、今わかった。
こんな、くだらん研修を続けているからだ!」。
さて、なぜ課題図書の一割を読んだだけで
私が筆記試験トップになれたのか?
それには秘密があります。
ちなみに、それまで公私であまた受講した研修で、
同一テーマ・類似の研修を受講したことは、ありません。
研修内容の質の見極め方のノウハウでも
あります。
次回に綴ります。