本日は、令和元年(2019年)12月28日(土)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】
世間では、お休みモードですね。
本日は、これまでの人生を振り返る
早めの「終活」(笑)記事です。
いつもの記事を期待されている方は
どうかスルーしてください。
離れて住んでいることもあり、
生まれてからこれまで
年に数度程度しか会わないのですが、
不思議と私に懐く「メイ」のお話しです。
単におじバカぶりを綴るだけです。
但し、赤ちゃんのいるご家庭には、
参考になる記事もあると思います
次回以降、例えば
【幼少期の読書(読み聞かせ)が人生を変える】
【野菜嫌い卒業】で、
ご紹介の予定です。
太陽の子
かなり昔のことです。
休日の午後に、ふと結婚式のお祝い返しの商品券を発見。
思い立ってデバートに出かけました。
帰り途。真っ赤な大きな夕日に見とれて、
陽が沈むまで、足を止めました。
そして帰宅。
固定電話に留守録1件。
メイのお父さんから『女の子が生まれたよ、母子ともに健康』。
どうやら、夕日を眺めていた時間に生まれたようです。
周囲の方に話すと、
「実の姉妹の娘(姪:メイ)は、とてもかわいいらしいよ」。
(かわいくないってことは無いでしょうが)、
当時はフーンと聞き流していたと思います。
でも、その後に実感します。本当にかわいいと。
手をつないで(ね)&指きりげんまん
時々、遊びにいくようになりました。
歩けるようになってから、
『にいちゃ・にいちゃ(にいちゃん・にいちゃん)』と
すり寄ってきます。
出かける時には、必ず「て・て・つないで(ね)」とおねだり。
ギュッと・・・握力の強いこと。
帰りは、いつも家族で駅まで見送ってくれました。
ある時、出かける間際に、急に電話が鳴って母親が対応。
『先に行くね』と目配せ。
もちろん、メイがすり寄ってきて、
手をつないで出かけます。
母親が追いつけるように、ゆっくりと歩みます。
公園に、メイよりおおきなお子さんが
たくさん遊んでいるのが見えます。
【おねえちゃんになること】は出世?
メイが、公園を眺めながら
『わたし、おねえちゃんになるの。
おかあさんのおなかに赤ちゃんがいるから』と
何だか嬉しそう。
『あっそう。じゃ、生まれてくる赤ちゃんに
優しくしてくれるかな?』に
大きな声で『するよ!』
小指を出してきて『指きりげんまん』。
次に、訪ねた時は、下の子が生まれていました。
メイに「○○ちゃん」と、何度呼んでも、
聞こえないフリ。
そこで、「おねえちゃん」と呼ぶと
『ハイ』と元気なお返事。
本人は、おねえちゃんになれたので
大満足のよう(ランクアップの気分?)。
でも、「おねえちゃんになること」は、
本人の想いとは別に、厳しいことがあります。
というのも、下の子と違って甘えは許されず
何かと我慢を強いられるケースが多いからです。
女の子はこうあるべきという、両親の偶像と願望。
事あるごとに「お姉ちゃんなんだから」の一言で
押し通されてしまいます。
実際、メイもその洗礼を受け
かわいそうなシーンを、何度も目撃しました。
その分、バカ甘のオジが穴埋めした感じかな(笑)
初めての幼稚園への送迎
幼稚園に入園した年。
ある土曜日の朝。
お父さんは、昨日の残業・深夜帰宅で爆睡中。
母親は朝一に歯医者に行くとか。
メイが起きてくる時間が遅れて、
母親の通院予約の時間に間に合わない。
幼稚園お休み?で寂しそう。
思わず『連れて行くよ。道順は?』に
母親『(メイが)わかってるから大丈夫』。
ふたり並んで行ってきまーす。
今回も「お・手・手・つないで」と。
メイの速度に合わせて、ゆっくり歩きます。
途中に階段がありました。
メイが手を放して
『先に上がってて。待っててね』と。
上からみていると、
身体を左右に大きく振りながら
1段あがるごとに「1、2、3、4、5・・・」。
昇り終えて、車道側の右手に寄ってきたので、
『ダメダメ。▲▲にいちゃんの、左がわに来て』と誘導したら
注意を受けて『えっ(何故)?』と、不機嫌そうに見上げます。
『うしろから、車が来ると危ないからね』というと
『うん』とうなずいて、じーっとこちらの顔を見ています。
(本人に10年以上後に聞いたのですが、このシーンを
しっかり覚えていて
『(その時)▲▲にいちゃん、やさしいな』と思ったらしいです)。
幼稚園に近づき、園児の皆さんの
元気な歓声が聞こえます。
母親の言った通り、正門に何名かの先生が
お迎えでいらっしゃいます。
『ついたね』に、手を放して私の正面に立ったメイ。
『▲▲にいちゃん、ありがとう。行ってきます』と
ペコリとお辞儀をします。
『はい。いってらっしゃい』で、
正門の先生のもとへ走りだします。
先生に『おはようございます、よろしくお願いいたします』と挨拶して
ふと振り返ると、先生のそばで、ずっとバイバイと手を振るメイ。
片道15分のお散歩、とても楽しい瞬間でした。
おねえちゃんだけど本当は・・・
メイは、
下の子が、その場にいる時は【凛(りん)】としていて、
甘える仕草さを、全く見せません。
これは現在も変わりません。
でも、下の子がいない時は、がらりと変わります。
小学校低学年の頃(冬)。
夕食が終わった頃、下の子がウトウト(おやすみモード)。
デザート欲しいなという流れから、
私が『コンビニに出かけます』。
『○○も一緒にいく』とメイが、玄関に走ってきます。
「お外寒いよ」に「だいじょうぶ、一緒にいきたい」と。
本当に寒かった日。
両手を、コートのポケットにいれたまんまで歩きます。
急にメイが、
『ねえねえ。寒いから▲▲にいちゃんのポッケ(ポケット)に
手を入れていい?』
『どうぞ』と言ったら、
ポケットにいれた右手が、何かを探る様子。
(お菓子は入ってないよ・・・)
実は、手をつなぎたかったみたいです。
手をギュっと握って、ニコニコとしています。
『ありゃ、おませさん。大人になっても、その作戦使えるよ』と言うと、
エヘへと笑います。
コンビニで、甘いものをたくさん仕入れて、
私のポッケの中で、手をつないで戻りました。
(手をつないで歩いたのは、確かこの時が最後)。
次回は【幼少期の読書(読み聞かせ)が人生を変える】他です。