本日は、令和元年(2019年)10月20日(日)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

B2B(BtoB:企業間取引)・製造業のマーケティング手法を
綴っております。
本日は、高付加価値(儲かる)商品の定義と、
MAとの関わりついて、少々綴りたいと思います。

経営コンサルタントが、厳しく選別される時代に突入いたしました

いまや、インターネットにて、ほとんどの情報は無料で獲得できます。
わざわざ読書をしなくても、セミナーに足を運ばなくても、経営に関することの
大部分をも知ることができます(とても便利な時代)。
対して、経営コンサルタントの側には、単なる見聞の披露だけでなく、
一歩深堀したアドバイスが、求められるのであります。

『高付加価値(ズバリ儲かる)商品』に関することも、深堀が必要です

(高い利益の獲得を目指す)/自社開発商品での市場参入に際して

黎明期から、1980年代の急成長に向かうキーエンス。
もちろん、自社開発商品の展開で高利益の獲得を目指し、実現した企業です。

これまでの20世紀、キーエンスの創業者のように勉強熱心な経営者が、
高い利益を獲得するために、意識されていたことがあります。
ニッチ商品(サービス)による展開】が、
そのひとつです。

この手法は、インターネット全盛の21世紀になってから、
世間に広く浸透した感があります
(起業や新規事業で、当たり前のように意識されているようです)。

【ニッチ商品(サービス)による展開】を、初めて知った方へ

いまや、秘訣というレベルでもない内容ですので、下記に示します。
補足
ルール1について
大手企業では、高利益の商品であっても、年間数億円程度の市場には参入しません
(大手企業の企画会議では、【ちっぽけな市場だ】と失笑されます。
また、叱責されることを恐れ、提案すらされることも無いはずです)。
ルール2について
お客さまのニーズに対応・・・「ニーズって何?」と、ピンと来られない方は、
お客さまが困っていることや、不満の解消に絞るだけでも、
ニッチ商品のネタが見える場合があります。

キーエンス(リード電機時代)で、1980年にヒットした商品。
創業者と開発責任者が、お客さまの製造現場に入られたようです。
製造現場のニーズを取得し、高付加価値のニッチ商品を開発。
(その後、ニーズ収集を目的に【お客さまの現場に入る】は、
直販営業担当者にとって、必須の業務となりました)。

結果、当時のキーエンスは、先行する大手センサメーカーとの
競争回避・お客さまのニーズに対応した商品を次々と展開。
規模が小さくても、たくさんの市場を獲得して、売上高を積み上げたのであります、
私が新卒入社した(1987年当時)の、創業者の講話。
『ホームラン商品は無かったが、ヒット商品の連続で業績が伸びた』と語られました
(その後、獲得した利益を元手に、先行する大手各社と本格的な競争に挑み始めます)。

ところが、ルール通りでも売れない場合がある!

上記のルール通りに、商品(サービス)を開発。
ライバル会社のいない市場に先行発売しても、全て成功するとは限りません。

その一例。お客さまから『いい商品ですが、高いですね~』。これで商談終了・・・

実は、儲かる商品には、さらに2つの追加ルールがあることに気づきました。
アンリツに転職してからの発見です。
当時のアンリツは、高い利益率の商品で10億円の市場を
100近く獲得していた多角化企業(中小企業の集合体といってもよさそうです)。
その後、各社の高付加価値商品に注目いたしましたが、
この追加ルールは、企業規模に関係なく見事にあてはまりました。
(これは、書籍やインターネットで得られないノウハウだと思います)。

MAの活用による高付加価値(儲かる)商品の企画・開発

高付加価値(儲かる)ニッチ商品の、開発を実現させるために、
MAの導入は大変メリットがあると思います。
運用には(何度も繰り返しますが)、3つの【コアとなる情報項目】の収集活動が、
キーとなります。

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