本日は、令和元年(2019年)8月2日(金)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

前回までの【デジタルマーケティングの話題】、
今後も続けていきますが、
しばらく中断させて頂きます(必ず再開いたします)。

理由は、反響の多いテーマを延期してでも、元キーエンス社員の回想に
ぴったりで、優先的にお伝えしたいテーマが、突如浮かんできたからです。

そのきっかけは、本日の朝。
電車内の広告を見て、心変わりしたからです。
広告は、稲盛和夫氏の著書
『心』と『生き方』でした。

稲盛和夫氏は、ご存じの通り【京セラの創業者】であり、
偉大なる経営者。
これまで、たくさんの著書を世に出されています。
私が、稲盛氏の著書を手にしたのは、意外と遅いほうだと思います
・・・失礼ながら、キーエンス勤務時代に培われた
京セラへの先入観(これは無理かな?)があったと思います。
その『食わず嫌い』を脱したのが、会社勤務卒業(アンリツ退職)直前。
手にしたのが『実学』です。
この本は、これまで何度も読み返してボロボロになり、文庫版の
新規購入を数度繰り返した本です:現在600円以下(日経ビジネス文庫)で入手できます。

一方、同じく一代で会社を築いた、キーエンス創業者の滝崎武光氏。
残念ですが、同氏の執筆書籍を見る機会はありません。
(キーエンスの仕組みは、実際の勤務で理解できますが、
創業者の真のお考えを知ることができるのは、講話の機会程度。
参加が許される対象は、私の勤務時代から、
正社員かつ新卒入社者に限られていたと思います)。

前述の書籍(【実学】)で、京セラ創業者のお考えと仕組みを知りました。
そして、キーエンス勤務時代の創業者の考えとリンクさせてみると
大きな【共通点】が見いだせました。
第一感は『(この仕組みなら)ともに成長するわ・納得!』です。

キーエンス新卒入社初日、創業者の講話

入社初日、新卒入社全員を対象に、
創業者から『付加価値』の考え方について説明があったと
かつて綴りました。
>>>コチラの記事をクリックしてください。

実は、その『付加価値』の前に、開口一番で話されたのが、
キーエンスの今後のあるべき姿(目指す企業)。

あるべき姿のひとつ【京セラ】

具体的な企業名が列記されました。
創業者日はく。『当社は、電機業界にあるが、
従来の日本型と呼ばれる電機メーカーを目指していない。
(具体的社名は割愛しますが、当時は隆盛だった
【大手】・【年功序列】・【終身雇用】の2社を挙げられました)
目指す姿の例として
◎◎(同じく割愛します:ある成長企業:
特殊な技術で。業界と世の中の【ありようを変えた企業】)、
そして京セラである』と明言されました。

当時の私は、就活当時から、正直言って【大手】・【年功序列】・【終身雇用】の
企業への就職を目指していた、いわゆる『のほほーん人間』の類。
京セラの名前がでた途端、キーエンスは楽な会社では無いなと、
改めて思い知らされました(しかしながら、この日を機会に私の人生が
変わりました。もし従来型の電機メーカーに勤めていたら、
現在のように、独立することは無理だった思います)。

キーエンスの創業者が、京セラのどこに興味を持たれていたか?
それはまた次回に。