本日は、平成30年(2018年)11月27日(火)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】
久々の中小企業診断士試験(第2次試験)の話題です。
本年受験された方と、偶然ご一緒する機会がありました。
私が、製造業のコンサルタントということで、
本年度の事例Ⅲについて助言を求められました。
例年、正答が公表されないので、アドバイスが難しいことは、
既に承知されていました。
お知りなりたかったのは、【どの設問で得点を稼ぐか(優先順位)】です。
それについては、何とかアドバイスできました。
私の受験時代がそうでしたが、設問には
① 【必ず注力しなければいけない設問(実は、この出来で差がつく)】
② 【相手にしない(注力しない。可能性の低い偶然のヒットを除き、
誰もがロジカルな正解を導きだせない)】
③ 【①と②の中間(こちらも偶然のヒットを除き、
いくら考えても配点の半分程度しかとれない)】が
ありました。
私が合格したのは、①に注力したからに違いないです。
それは、私が指導を受けた恩師の秘策、
上記の①~③を瞬時に見分けるという戦術がありました。
実は、予備校通学者のほぼ全員が実施している
問題本文(与件本文)を読む前に【設問】を読むという手順の際、
あるコツがあったのです。
これを体得すれば、限られた試験時間を有効に使えます。
今年の事例Ⅲの【設問】のみを読んで、私見を下記に綴ります。
【問題】本文は一切読まず、優先順位を判断いたしました(所要時間は1分以内)。
① :注力・・・第1問、第2問(設問1)、第3問
② :注力しない・・・第4問
③ :①と②の中間・・・第2問(設問2)
これが今もあてはまるなら、今年の設問は、私が合格した平成23年以前の出題傾向に
戻ったような気がいたします。
優先順位が瞬時に判断できる理由
解答のフレームも簡単にできるのは、ともに【因果】の理解
因果といっても、因果応報とかの意味ではなく、
第2次試験【問題】本文の『構成』(なりたち)を、
理解しているかという点に尽きます。
出題傾向が変わっても、【問題】本文の『構成』(なりたち)は、不変であるはずです。
【因果】を意識した解答を書けと言われても、さっぱりですが、
設問で聞かれていることが、その【問題】本文の『構成』(なりたち)
の要素だと気づけば、合格が近づくはずです
(これは、あくまで私の受験時代のことですが、
本年の事例Ⅲは、この戦術で対処できたのかもしれません)。
さらに詳しくは、もちろん自己責任であることと、学費がかかりますが
『私が指導を受けた恩師のもとへ』をおススメいたします。