本日は、平成30年(2018年)7月24日(火)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

ただいまのブログテーマは、
キーエンスの平均年収(年間平均給与)が
2000万(平均年齢35.9歳)を超えた記事
>>>コチラをクリックしてください)をベースに、
一体どうやったら、
皆さまが勤める会社で同様の高収入を得られるには?を
綴っております。

現在、会社勤務をされている方で、
キーエンスより激務(長時間労働)の方も多いはずです。
(私も、キーエンスのライバル会社に転職いたしましたが、
【本当に労働時間は半端ないって!(笑)
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ところが、事実としてキーエンスのような高収入ではありませんでした)。

そこで、相当なリスクがありますが、
『給料の安い会社と、おさらばして新天地で年収を増やす』テーマのつづきです。
今回も【腕次第】の話題です。

当然のことですが、
希少な人財(人材)=価値のある人財(人材)→高い収入への近道のはずです。

前回は、価値のある人財(人材)の条件のひとつ。
考えて行動するひと、考えて成果を出す人。
日々の業務で、「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」が
希少(高い価値)だと綴りました。
今回は、同じく重要な項目。
【実務能力】です。

私のコンサルタントの専門分野である
B2B(BtoB:企業間取引)の製造業・訪問営業ビジネスにおいて、
経営トップが、とにかく欲しいという人財(人材)は、
ズバリ優秀な営業担当者です。

ただ営業といっても、
固定顧客への御用聞き業務(定期訪問・アテンド・接待)ではなく、
PR~受注まで自己完結して取引先を増やす能力や、
さらに、一歩進んだ売れる商品を企画できる能力が求められています。

また、営業の人財(人材)で差がつくのが、【実務能力】です。
求められる具体的な実務能力の一例ですが、
営業の業務で必要なのは、折衝力・企画力のスキルは勿論のことですが、
それに加えて、【販売に関する資料】【提案書】【報告書】【説明書】
【フォーマット】【作業マニュアル】などの各種ドキュメントを、
独力で制作できる能力も重要であります。
なお、さまざまなドキュメントが、ただ必要だと提案するだけでは
世間にあまたにいる『仕組みだ・ツールだ』と、
うわべだけで騒いでいる、見聞だけのヘボな経営コンサルタントと
何ら変わりがありません。そういう薄っぺらいのは、価値無しです。

もちろん、ドキュメントは外注化する手法もありますが、
実際に制作できる能力があるからこそ、
外注先への依頼内容が的を射たものとなり、完成度が高くなるのです。

こういった実務能力は、中小企業はもちろん大手企業でも、
希少です。
また、独立(小規模からスタート)する場合、
ドキュメントの作成できる能力が、経営を左右する場合があります。

以上の実務能力を身につける手法を申し添えます。
会社勤務の際に、一度は巡ってくるはずの当該業務について、
逃げずに、まずトライすることです。
逃げるのは簡単で楽なことですが、
そこで逃げてしまえば、貴方への依頼は2度と来ないのが通例です。
他でも通用する人財(人材)に成長するには
先任の【賢者】とのの交流と同様(詳しくは>>>コチラをクリックしてください)、
好機を活かすべきです。

初回の制作は、レベルが低いものであっても、
回を重ねるごとに、完成度が高くなっていきます。

私の考えを変えた恩師(上司)のひとこと
『全ては自分のため』。

当時キーエンスのライバル会社で、転職したアンリツ。
数年後、拠点勤務時代の上司
>>>コチラをクリックしてください)。
その方からの助言は、いまも忘れられません。

当時は、とにかく必要とされるドキュメントが多々ありました。
該当部門に依頼すれば、ほとんどが「拒否」。
(よくある「できない」「時間が無い」言い訳と逃げのパターンです)。
上司を通じても結果は同じ・時間が無駄な(こちらの残業が増える)だけです。
キーエンス勤務時代と違って、この考えを修正する手法は、
残念ながら存在しませんでした。
(いま思えば羨ましい、
キーエンスの「お客さま第一への自動修正」ともいえる修復機能は、
>>>コチラをクリックしてください)。

結局、自部門で(結局私が)制作しなければならない事態に進みます。
これが、キーエンス勤務時代を超える
半端ない長時間労働の一因になっていることもあって、
『本来、営業部門の業務では、なかろう!
やるべき部門が現に存在しているだろう、
お客さまのために・会社のために、
やろうと何故考えられないのか?』と、
怒り心頭どころか、まさに愕然・呆れ返った時期がありました。

そんな私を見て、
くだんの上司から頂いたお言葉が、心に刺さりました。
・やり方に制限はなく、自由にできる。
完成度が低くても全く問題無し
(他に誰も制作しないのなら、完成した現物は、
相対的に最も優れたものとなる)。
もし批判する者がいたら、当人にやらせたら良い(実際は、
誰もやりたがらないのなら、批判が出るはずがない)。

そして、最も響いたのが、
・会社のためにと考えるのは、いったん置いておいて・・・
ここは『自分のため』と考えてはどうですか?と。
会社のお金を使って、スキルが身に付くというのは、
実は得なこと。若し会社が倒産しても、
食べていける人間になっているはずですと。

ここから、私の考え方が変わりました。
すべては、自分のためとした途端、ウキウキする気分になりました。

会社勤務時代。
退職して、まさか経営コンサルタントになるとは、
正直夢にも思っていませんでした。
B2B(BtoB:企業間取引)の製造業・訪問営業ビジネスを専門分野にして、
現在もなお、私が経営コンサルタントとして継続活動できているのは、
実務能力でも差別化できているからだと思います。

それは、キーエンス勤務時代に加えて、
このアンリツ勤務時代の「修練」のおかげでもあります。

このアンリツ勤務時代の上司とは、とてもありがたいことに
現在も定期的に交流の機会を頂いております。
本当に感謝してもしきれません。