本日は、令和元年(2019年)10月5日(土)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス社員、
中小企業診断士の立石です】
今回は、中小企業診断士試験、
受験指導の予備校に通学した経験の中で、
講師の私的勉強会(特に2次対策)参加について語ります。
(もちろん、今回も私見です)
記憶がはっきりしていないのですが、
たぶん通学して2ヶ月完了したあたりです。
全員ではないのですが、
各校の講師が【私的勉強会】を募るというシーンがありました。
もちろん、通学校とは一切関係無いスタンスです
講師が、私的に(無料で)サポートされる、大変な業務です。
その目的(本音)のひとつで類推できるのが、
主催した講師の、合格実績者確保のパフォーマンスに
なるからでありましょう。
私の場合、通学校のカリキュラムで、週末の午前から終日受講。
夕方に通常の講義が終了した後に、勉強会開始(通学校とは違う場所に集合)。
予め宿題となる、2次試験の過去問を解いて、グループディスカッション。
終了は21時30分(キーエンス勤務時代の残業みたいです:笑)。
当初は、40名位の大人数。
しかしながら、翌年の第1次試験の直前は、14名位までに減少。
残ったメンバーは、私を含めて数年を経て
確か計11名が中小企業診断士になりました。
(受験2年目で、私含めて7名が第2次試験合格という高い合格率ですね)。
勉強会参加のメリット
意識が高い方が多く、1年で突破を目指している方の
熱意がすごかったです。
(実際、第1次・第2次試験ストレート合格者が3名いました)
私は、40代後半で学習開始でしたので、
本音は、受験期間は【3年という期限】を設定していました。
当初の予定は、2年間で第1次試験合格を目指し、その年と不合格でも翌年受験できる
第2次試験受験という目標です。それで終了の予定でした。
実際は1年目に、第1次試験合格。第2次試験不合格。
翌年、第1次試験(保険受験)合格。第2次試験合格。
2年で合格できたのも、勉強会で知り合った
周りのお若い方に感化されたおかげだと思います。
当時の勉強仲間は、圧倒的にIT業界が多く、1次試験の【情報】程度は、
勉強無しで、高得点で合格する方ばかり。
そんな中で、製造業出身で経済学がやや得意ということが、目立ったようです。
・・・IS-LM分析を確実に得点できる、資料をまとめて歓迎された記憶があります(本試験に役立ちました)。
また、懇親会(平たく言えば飲み会)もあって、楽しかったです。
当日、21時30分から飲み会というシーンもありました(終電前に解散)。
勉強会参加のデメリット
デメリットというより、留意点を綴ります。
参加されようと思っている、私的な勉強会は、
どんな内容なのか?自身は何を求めているのか?
ギャップがあれば、参加しない方がいいと思います。
正直言って、『素人である初学者の参加者だけで集まって、
第2次試験をディスカッションしても、
全くスキルが上がらない』と思います。
私が参加した勉強会は、講師が参加を強く呼びかける割に、
勉強会には原則参加しないということが、
第1回の開催時点でわかりました。
先輩にあたる、同席された前年度の勉強会参加者に
講師が『去年、私が参加したのは3回だっけ?』の会話を聞いた瞬間、
愕然として【何それ?】、すぐに退会しようと思いました。
そんな折、前年度合格された、大変優秀なOBの方が、
毎週サポートして頂けたのが幸いでした。
そのおかげで、私も参加メンバーも辞めずに残ったのだと思います。
(後に、このOBの方は正式に講師なられます)。
一度綴りましたが、1年目第2次試験不合格の後、
2年目は週末に時間を空けられなくなり、通学クラスを替えました。
勉強会仲間については、全員がそれぞれ違うクラスに変更しました。
私は、第1次試験の保険受験、合格しましたので、
今年は、いま通う先生の手法を信じてトライすると決意
・・・結果、第2次試験合格に至ったわけです。
2年目の勉強会は、前述のOB(講師になられた)の勉強会に、
ありがたくも参加させて頂けました。
1年目の勉強仲間のうち、2名(また、別のクラスに通う)と私と3名で、
いつも集まっていました。
この3人、実はディスカッションには全く興味が無く、
目的はひとつだけ。
他の2名と同じく、取れる解答をきちんと記述しているか否かの確認。
(論理的に、確実に取れる内容に限定しました)。
ところが、事例ひとつにつき、毎回私が1~2つの取りこぼしがあり、
このおふたりを超えることはできませんでした。
第2次試験合格発表の日。業務の都合で夜まで、
合格発表(ウェブ)を確認できませんでした。
帰宅して合格したとわかった瞬間、
それまでの勉強会の出来で『あのおふたりも絶対合格だ』と
確信しました。
実際、ほどなく合格のメール連絡が来ました。
勉強会の参加。私にとっては、集まって優秀な方と交わるというのは、
確実にメリットがありましたが・・・。
慎重にご検討されれば良いと思います。