本日は、令和元年(2019年)6月21日(金)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

かつて、
B2B(BtoB)のマーケティングは【人の策(知恵)】次第という
テーマでマーケティングについて綴りました。
>>>第1回はコチラをクリックしてください。
本日からは、
現在の【デジタルマーケティング】時代到来というトレンドの中で
B2B(BtoB:企業間取引)訪問セールスビジネス(主に製造業)の分野が、
どう関わっていくかについて、方針、狙い(目標)・範囲、
オペレート(スキル・活動)、
支えるフレーム、セキュリティ等のリスク等々について、
バラバラと綴って参りたいと思います。

『マーケティング活動の結果、得たいもの(狙い・目標)は何ですか?』

私は、クライアントからマーケティング活動に注力したいという
リクエストが寄せられると、
必ず『マーケティング活動の結果、得たいもの(狙い・目標)は何ですか?』と
詳しく(時には、しつこいほど)お尋ねすることにしています。
その理由は、ことマーケティングのテーマに関しては、
活動(いわゆる手段)ばかりに目がいきがちで、
意外なことにゴール目標が
クリアになっていないケースが多々あるからです。

これは、マーケティングという言葉について、イメージが先行していたり、
広義の意味で捉えられているからかもしれません。

例えば、B2B(BtoB:企業間取引)訪問セールスビジネス(主に製造業)の
マーケティングに関する研修・セミナーの場。
講師の私が、マーケティング(活動)という言葉を聞いて、何を連想しますか?と
問いかけますと、
受講生の皆さんから寄せられる回答で
毎回一番多いのが【(市場動向等)調査(リサーチ)】(のイメージ)。
もちろん、間違っていません。

ただ、マーケティング分野における私の経営支援活動で、
最も期待されている最終的な狙い(目標)を突き詰めていくと
(特に経営トップ・経営幹部の方にとっては)、
売上高(利益)伸長、これがダントツの第一位です。
実際、【(市場)調査】活動で得られる成果(リサーチされた資料等)は、
あくまで売上高(利益)伸長のための情報(手段)にすぎないのです。

また、マーケティングに関しては難解な専門用語らしきもの(主に横文字)が、
混乱の一因であるということが、判明しています
(本ブログでは、なるべく簡単に変換してお伝えしたいと思っています)。

私とマーケティング・・・・実務から入った強み

私は、学問より先に、実務の切り口からマーケティングと関わって参りました

学生時代は、マーケティングという学問の分野には無関心

社会人になってから、ただ後悔あるのみでした(失笑)。

新卒入社したキーエンスで直販営業。
後で気づいた『セールスだけでなくマーケティング活動の日々でもあった』と

勤務中、毎月の売上高(キーエンスでは成果)につながる施策の立案・実行が
求められました。
・・・・勤務していた当時は[個人政策]と呼ばれていました。

転職したライバル会社のアンリツで、ようやくマーケティングを知る

当時の私は、マーケティング知識など皆無に近く、社内にお手本になる方は僅少。
対キーエンスとの受注競争に勝つための局面打開に、自腹を切ることを決意。
自費で参加した社外マーケティングセミナーでの人的交流
>>>コチラをクリックしてください)で、
ようやく全体像がつかめた次第です。

実務から入ったため不利なようでしたが、マーケティングの専門用語や手法を、
実際の業務に即した、内容に変換しての説明が可能となりました。

上記のキーエンス勤務時代の[個人政策]は、
マーケティングの分野では、【セールス・プロモーション】、
いわゆる販売促進活動に相当していたと理解できました。

参考
表題の【デジタルマーケテイング】とは、Web、SNS等インターネットを活用した
マーケティング活動です。
目新しい言葉ですが、突き詰めると過去主流であった、雑誌広告、
DM(ダイレクトメール)、展示会等と同様、
あくまで目標(ゴール)到達までの、手段にすぎないということに、注目すべきです。

続きは次回に。