本日は、令和元年(2019年)5月8日(水)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】
本年GW後半の実話です(笑)。
昨年のGWは、PCの初期化業務。
今年は、ひょんなことから【水のトラブル対処】。
今回ご登場頂く方には、ご了承頂いた上で、下記記事にしています。
【本記事について】
まず、お食事中の方はスルーしてください。
また、記事内の作業を
ご自身でなさる場合、自己責任でお願いいたします
(下水配管は複雑なので、状況をさらに悪化させたり
素人の作業で、損傷したりする場合もあるようです。
また下水管にとどまっている悪臭やガス、洗剤利用での塩素ガス発生等で
危険な場合もあります。
ついては、専門業者の方にご相談されるのが無難かと存じます)。
快晴のGW後半
かつて経営相談を承った、
地方にお住まいの某社長さん。
息子さんが、都心部の大学でひとり住まい(今年4年生)。
長期連休を使って、既に来京されているとの連絡がありました。
(今回初めて)ご子息宅に泊まるとのことで、宿泊先には困らない(便利ですね)。
・・・そこで『GW・夏休み・年末年始等の連休は、立石は旅行とかせず
必ず東京にいるはずだ』と(残念ながら事実です)。
指定された集合場所は、何故か息子さんが
お住まいになられている最寄駅(しかも午前集合)。
話を伺うと、ユニットバスの排水溝に水が逆流(あふれだす)。
お風呂も洗面所も使えないとか。
不動産契約の会社や管理会社も、
あいにく休暇とかで、連絡が取れない・・・
立石との面談を考えたのは、必ず会えるのと、
困ったときに知恵がでるから・・・
(コンサルの場面では、何とか知恵がでます。
でも、水回りの修復は、???と思いましたが、
まあ、今年のGW後半は暇だし・・・おつきあいします)。
ユニットバスの排水溝
コンサルティングのシーンと同じく、まずは診断から(笑)。
洗面所の排水、または浴槽の排水が
お申し出通り、排水溝からあふれだす・・・(こりゃ大変だ)
入居してから3年間、排水溝の掃除無しとか・・・(驚)
★ゴム手袋(100円ショップで購入された)を拝借して、排水溝を分解
概略は下記の通り。
悪臭はもちろん、万一何らかのガスが噴出すると危険です。
とにかく【換気扇オン継続】、近くの【キッチン換気扇もオン】【窓も全開】。
①の【排水目皿】と呼ばれる、アミのような形のフタを外して、
②の【排水筒】と呼ばれる中筒を、回して外してみました。
とにかく汚れだらけ(画像掲載不可・検閲:笑)。
特に、気になったのが、狭い空間(完全に指が入らない)の汚れ(黄色の部分)。
石鹸カスのようなカタマリが、有りといった様子。
掃除に邪魔になる、上の固定部分は
外すと水漏れすると聞いたことがあります。
診断終了、ここで一服です。
対策グッズ買い出し
前述の★ゴム手袋のようなグッズの準備。
全員で買い出し。
狭い空間の汚れ除去と、排水穴の汚れ除去用として
★ ワイヤーブラシ(長さ95cmの直線ワイヤーに、白と黒のブラシが等間隔で5連ついたもの)
・・・有名なホームセンターで、おススメですと紹介されました(¥1,000円程度)。
★手製の排水カップ(立石の即興アイデア:エヘン:笑)2タイプ製作
500mlの空きペットボトル(円筒型)。キャップをした状態で
※キャップから10㎝程度でカットしたもの(仮称:大カップ)
※キャップから5㎝程度でカットしたもの(仮称:小カップ)
ともに、キャップ部分側が底部。
(カットの際と、利用の際にもケガに注意)
★バケツ
★洗浄剤の選択(下記を同時に使うと、塩素ガスが発生して大変危険です)
詰まりの原因が
・髪の毛なら、市販のジェルタイプクリーナー(アルカリ性)
または
・石鹸カスなら、重曹(粉末)とクエン酸(粉末)との混合
★割りばし(重曹とクエン酸を溶かす際に利用)
塩素ガス発生は危険、どちらを選択するか?
買い出し前に、ご子息にヒアリング。
ご子息は超短髪なので、パイプが詰まると考えにくい・・・
お父さま(社長さん)から
『まさか、髪の長い人物を、家に入れていないだろうな?』
「天地神明にかけて、無いです」と即答されます(笑)。
お父さまが来京されたのは、風紀の調査という意味もあったようです(笑)。
詳しく伺うと、洗い場は使わず、毎回浴槽でシャワーを利用。
まずは『石鹸カス』除去に決定。
★重曹(粉末)とクエン酸(粉末)を2:1の割合で購入。
対策本編(部屋にある換気扇はすべて常時オン、窓も開けます)
ステップ1
②の【排水筒】(別途清掃)を外した状態で、手製の排水カップで、
排水溝内の水(固まった汚れ除去も重要)を、バケツに移します。
当初は大カップ利用、水位が下がると、小カップを利用。
バケツにたまった排水は、別室のトイレへ。
ステップ2
排水溝に、ほぼ水がない状態で
※重曹(粉末)とクエン酸(粉末)を、2:1の割合(200グラム:100グラム)で投入。
投入順は、まず重曹粉末から。次にクエン酸粉末。
洗面所から40℃程度のお湯を流して、排水溝を満水にします
(白い泡で盛り上がります)。
割りばしでかき回し、排水溝底部に沈殿した粉末を溶かします。
1時間ほど待って、手製の排水カップでバケツに排水
(かたまった汚れも捨てます)、排水溝があふれないレベルに水をためては、汚れの除去を繰り返し。
※を2回繰り返して、3回目にワイヤーブラシを使いました。
ステップ3(ワイヤーブラシも利用)
指の届かない汚れ(上記黄色の部分)を除去します。。
さらに、底部の穴(2か所)にワイヤ―ブラシを差し入れて
無理に入れずに、固まった汚れを掻き出します(結構、出てきます)。
手製の排水カップ(大と小)で、
排水溝内の水(固まった汚れ除去も重要)を、バケツに移します。
続けて、同様に重曹(粉末)とクエン酸(粉末)を、
2:1の割合(200グラム:100グラム)で投入利用で
排水溝の清掃完了。
ちなみに、以上の全作業は、ご子息さん担当。
私と社長さんは、「ただヤレ」という立場。
重いバケツの持ち運びは、お若い方でも大変です。
社長さんは『掃除を怠った、罰じゃあ~』、
ビール片手に言いたい放題です→いい立場ですね(爆)。
ステップ4(排水溝の穴2つ:意味が不明)
洗面台と浴槽に、それぞれ水を流すと、
各々の穴が単独(洗面台からと浴槽から)で、排水溝に流入することがわかりました。
これを知って、作業がストップしてしまいます。(前に進めない)。
2つの穴は、ともに流入・・・
では、排水溝から下水管に流れる穴は何処にある?
当然配管図も手元に無し(配管パターンは、相当数あるはず)。
3人とも【?はてな?】 ここでブレイク!
午前からの作業も、ついには夜になり、3人で銭湯行きです。
キーエンスの営業所勤務で、引っ越し当日の銭湯行きを思い出しました。
ご子息のお部屋に戻り、そこで偶然の出来事。
偶然からの解決
ついに、手詰まりとなりました。浴槽の排水穴が黒ずんでいたので
※重曹とクエン酸、2:1比率の粉末(量は、100グラム:50グラムと少なめ)を
お風呂の排水溝に入れて、40℃程度のお湯を少々いれてみました。
シュワ―と白い泡(これで作業終了予定)。
30分程度経ったあたりに、排水穴からコロコロコロという音・・・
40℃程度のお湯を浴槽に流すと、排水溝の水位が
さほど上がらない・・・
【成功かも!】
上記※を数回繰り返します。
一気に大量に投入すると、汚れが目詰まりする原因となる?と危惧して、
重曹とクエン酸、100グラム:50グラム投入→コップ2杯程度のお湯
→30分放置→お湯を流すを繰り返しました。
ついには、浴槽に大量のお湯を流しても、排水溝の水位が満水キープされたまま、
スイスイ連続排水。ついにクリア!
予測ですが、こちらのユニットバスは、
浴槽の排水穴がメインで、一部が排水溝に流れる仕組み?
まあ、結果良ければ、仕組みなんてどうでもいいと
相成りました。
今回、いい勉強になりました
(快晴の休日、本年も室内作業:半怒:笑)。