本日は、平成30年(2018年)7月31日(火)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】

ここ最近の記事は、
キーエンスの平均年収(年間平均給与)が
2000万(平均年齢35.9歳)を超えた記事
>>>コチラをクリックしてください)をベースに、
一体どうやったら、
同様の高収入を得られるには?についてのテーマです。

相当なリスクがありますが、
『給料の安い会社と、おさらばして新天地で年収を増やす』ことを綴っております。
今回も【腕次第】の話題です。

当然のことですが、
希少な人財(人材)=価値のある人財(人材)
繰り返しますが、
これに該当する代表格は、【考えて行動する人、考えて成果を出す人】。
日々の業務で「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」であります。

本日は、同じく引く手あまたである
【優秀なルーチンワーカー】について綴りたいと思います。

ご存じの通り、
業務を大きく分けると、
「考えて成果を出す業務」と
「ルーチンの業務」があります。

ルーチン業務とは「指示された通りの作業をこなす」ことです。
わかりやすく例えれば、レシピを考える(開発する)業務ではなく、
レシピ通りに調理するという業務です。

ルーチンと称すると、
何だか「誰でもできる単純作業をこなす仕事」というイメージで、
価値が低いように聞こえますが、
私のコンサルタントの専門分野である
B2B(BtoB:企業間取引)の製造業・訪問営業ビジネスにおいては、
全部がそうではありません。

ルーチンワーカーで、高いレベル(希少価値のある)の方がいらっしゃいます。
何がしらの、技能系資格をお持ちである場合も多いのですが、
その能力は、ズバリ【作業が正確】かつ【作業が早い】に尽きます。

この高いレベルの優秀な方々と、関わる機会があった経験を綴ります。
【優秀なルーチンワーカー】の大半は、遅刻や無断欠勤とも無縁。
どうも、ご本人の「真面目さ・勤勉さ」と、卓越した能力とが相関しているような
気がしてなりません。

時間給とは無縁。独立した請負業者として

その【優秀なルーチンワーカー】の一部の方の中で、
会社に勤めず、「請負」という形式で、
高い収入を得ている方がいらっしゃいます。

但し、ただいま隆盛の請負会社の指揮下で、
報酬を得るというスタンスではなく、
自分自身が、独立した事業者として直接契約窓口となるわけです。
雇われの身分ではありませんから、健康保険等はもちろん本人負担。
それでも、自由(客先を選ぶ自由、拘束の無い自由等)を満喫して
収入を得るという生き方です。

「請負」ですから、契約形態は時給ではなく「成果」。
例えば配線・組立業務では、1個あるいは1台完成させていくらという
報酬を貰う契約です。
腕の無い人は、時間ばかりかかるので、成果給では割があいません。
結局、時間給を選択せざるを得ません(ところが低賃金である場合が多い)。
一方、優秀なルーチンワーカーには、
成果給は大歓迎とされる方がいるのです。

中には、いくつかの工場(中小企業が大半)を掛け持ちで、
結構な高収入である方も、事実存在します。

どうやって顧客・仕事を増やすかですが、
リピートと口コミだそうです。
【正確】(不良ゼロ)で【早い】(生産台数が多い)となれば、
お客さまとなる工場側も大歓迎。

同一商品で、定期的に少量生産が繰り返される場合、
完璧な業務実績からか、即お呼びがかかるとか。
ご本人も仕事が早いから、請け負った予定数量をサッサと片づけて
次の契約先に向かう(たまに、午前と午後は別の会社・工場であったりもします)、
まさに【腕一本】です。

なお、本日綴りました【優秀なルーチンワーカー】は、
【考えて行動する人、考えて成果を出す人】にとって、
なくてはならない存在である場合が多いです。
というのも、【考えて行動する人、考えて成果を出す人】が、
ルーチン業務をこなした場合、
必ずしも【作業が正確】かつ【作業が早い】とは限らないからです。

以上のことから、【考えて行動する人、考えて成果を出す人】が独立する際、
メンバーの一員にと、お声がかかる場合があります。
得意分野は異なれども、優秀なもの同士・・・起業・新規事業の参画には、
チャンスを活かせるかもしれません。