本日は、平成30年(2018年)7月20日(金)
【東京・四ツ谷の経営コンサルタント
元キーエンス(→アンリツ)社員、
中小企業診断士の立石です】
まず、キーエンスの平均年収(年間平均給与)が
2000万(平均年齢35.9歳)を超えた記事を
ご覧ください。
(>>>コチラをクリックしてください)
前回まで、皆さまが勤める会社で同様の高収入を得られるには?を
綴っておりました。
最も重要な、会社(経営トップの方針)が変革しない場合、
では、どのように?が本日の話題です。
前回は退職せずに、会社にとどまって年収を上げる手段を記しました。
正直、ヘンテコな記事だったかもしれません。
私個人としては、お気に入りではありません
(このブログの読者の方の大半の方が、私と同じ考えだと思います)。
今回は一転。相当なリスクがありますが、
『退職して新天地で年収を増やす』
そんな類です。
もちろん【腕次第】の話題です。
よく「たいした実力の無い者が、転職や独立をしても収入は上がらない」と言われます。
それは、受け入れる側が要求する、
引く手あまたのレベルに達していないのも要因のひとつです。
以下の記事は、
私のコンサルタントの専門分野である
B2B(BtoB:企業間取引)の製造業・訪問営業ビジネスにおいて、
価値のあると人財(人材)となるための手法を、あくまで私見として綴ります。
先任の【賢者】と交流して、自身も【賢者】になる
ここでいう【賢者】とは、考えて行動するひと、考えて成果を出す人です。
日々の業務で、「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」でもあります。
その視点・手法を学びとることができれば、後の人生(転職・独立を含む)に
必ず役に立ちます。
ズバリ、私の経験で語りますが、
【賢者】、すなわち
「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」になるためには、
学歴・偏差値・地位・職歴等は重要ではありません(もしかしたら、
営業の仕事と同様に、全く無関係かもしれません)。
但し、【賢者】になれるチャンスがあっても、チャンスを活かさない人がいます。
こればかりは、どうにもならないのですが、
その差は、心がけの有無です。
【賢者】になるには、
『自らが参加して業績を良くしたいという意識、高いモラール(士気)』が必要です。
この意識がある方のみが、【賢者】になれると思います。
【賢者】になる絶好の機会
先任の【賢者】と交流の好機は、
定例会議のほか、休憩時間や宴席のシーンも多々あるかと。
【賢者】=「問題点を抽出して解決、課題を見つけて達成できる人」は、
業績向上にむけて、強制や指示がなくても(自主的に)
たくさんのテーマを、見つけ出しています。
たとえば、あるひとつのテーマについて、5項目全部揃った時点で、
そのテーマが解決・達成するとします。
先任の【賢者】は、いくつかの項目は把握済みであっても、
残りの項目にたどり着けない場合、
メンバー全員に問いかけ、意見を求めます。
対する、同席しているメンバーの中で、
同じテーマの重要性に気付いているひとがいます。
突如、そのテーマをだされても、持ち合わせている知見が
即公開されて、残りの必要な項目が減ります
(勿論、この方も先任の【賢者】です)。
そして、残りの項目(1項目程度でしょうか)を
メンバーそれぞれで調査・検討しましょう・・・に至ります。
実は、このシーンこそが、
そこにいるメンバー全員が参加できる(先任の【賢者】と交流して学ぶ機会を得る)
チャンスなのでもあります。
その後の、調査・検討に参加できるかがポイントです。
昔の人はよく言ったもので、【朱に交われば赤くなる】です。
なお、先任の【賢者】にとっては、真剣に参加する人のみが仲間なのです
とても冷徹なのですが、裏を返せば、関心の無いメンバーには
同じく無関心なのであります(「ダメな人は、そのまま放置」です)。
ここで、せっかくの好機に遭遇した場合の、
心がけをアドバイスします。
前述の考えているもの(先任の賢者)同士の会話のシーン。
通常、この時の会話時間は、とても短く(せいぜい数分以内)ですが、
話される内容は、要点をついていて深いものがあります。
そこで、必要なのは、
★先任の【賢者】の言葉を、ひとことも聞き漏らすまいと姿勢(例えばメモを取る)
★わからないこと(用語等)があれば、積極的に質問する
(質問は、特に新入社員には許される特権でもあります)。
結果、
先任の【賢者】から
・なぜ そのテーマが抽出されたのか?
・何に、注目しているのか?
・どのような手順や手法が、問題点の改善・課題達成につながるのか?
・うまくいかなかったら、次にどの手を打つか?等の視点・手順・手法等を
調査・検討に協力しながら、直に学びとるのです。
まずは、参加して形から入ることからがスタートなのです。
学びとる内容は、口伝伝承の類です。
きっと、市販の書籍などでは入手できないノウハウです。
この稀有なノウハウを備えている人こそが、
人財(人材)としての、市場価値が高い方だと思います。